台詞集

砂漠の王 守れ、ニサンの微笑み




ゼファー
「ありがとうございました、
 みなさん。▽
 ジェネレーターの修理も完了し、
 障壁<ゲート>も従来通り
 展開されています。▽
 それと、マリア……。
 よく頑張ってくれましたね。
 ニコラ博士のことは、本当に
 無念です……。▽
 博士をあそこまで追いやった
 ソラリスを一日でもはやく
 倒して、真の自由を
 取り戻さなくては……。▽

マリア
「………。
 はい。▽

フェイ
「ゼファー女王、俺たちも
 ソラリス打倒のために
 共に戦うよ。▽
 しかし、そもそもソラリスは
 一体どこにあるんだ?
 どうやったら、ソラリスへ
 行けるんだ?▽

ゼファー
「ソラリスは、3つのゲートに
 よって人々の目からその姿を
 隠しているのです。▽
 ゲートのひとつは『教会』の
 地下にあるらしいのですが……、
 それがギアでも、とても
 おりられない深さなのです。▽
 残るふたつがどこにあるのかは
 まだわかっておりません。
 3つのゲートを破壊しないかぎり、
 ソラリスへの道は開けません。▽
 それと、先ほど気になる
 知らせが入りました。
 ニサンにアヴェの軍隊が
 侵攻したとのことです。▽

バルト
「なんだって……!?
 シャーカーンの野郎!!▽

ゼファー
「目的は、おそらく
 かの地に眠る、
 アヴェ王家の秘宝。▽
 ロニ・ファティマの
 封印した
 ギア・バーラー!▽

バルト
「ちくしょう!!
 こんなとこで
 グズグズしてられないぜ!▽
 俺は行くぜ、ニサンに!
 シャーカーンの野郎の
 好きにさせてたまるかッ!▽

フェイ
「そうだな。
 ニサンの人たちを
 見殺しにはできない。▽
 よし、まずは
 ニサンへ急ごう!▽

ゼファー
「あなた方の艦には、
 飛行ユニットを
 取り付けておきました。▽
 もともとは、バルトの
 先祖、ロニの船で使用されて
 いたものです。
 遠慮なく使ってください。▽

マリア
「あのう……、
 わたしもあなた方と一緒に
 連れていってもらえませんか?▽
 もう、じっと待っているのは
 イヤなんです。
 動きたいんです、わたしも……、
 ゼプツェンも……!▽

ゼファー
「私からもお願いします。
 フェイ、マリアを
 連れていってやってください。▽
 この子は、幼くして運命と
 戦わざるを得なくなってしまった。
 自分なりの決着がつかぬかぎり、
 先へは進めないでしょう。▽
 行きなさい、マリア。
 生きる理由を自分の手で
 つかみとって来るのです。▽

フェイ
「よし、わかったよ。
 一緒に行こう、マリア。▽
 今日からは俺たちの仲間だ、
 君と……、
 君のゼプツェンも。▽

マリア
「はい!▽

マリアが
仲間になった!▽

ゼファー
「賢者のひとり、ガスパールも
 こちらに戻って来ています。▽
 ガスパールはカーンや
 ワイズマンに
 武術を指南した程の武人。▽
 彼ならば、今後あなた方の
 新たな力となりうる技の使い方を
 指南してくれるでしょう。▽
 ガスパールには、そのように
 言いつけておきましたので、
 出発前に彼に教えをこうと
 よいでしょう。▽

フェイ
「わかりました。▽

フェイ
「さあそれじゃ、
 行こう、みんな!▽


ゼファー
「よくぞ戻って来ました、
 ガスパール。▽
 バルタザールや
 メルキオールについては
 何か……?▽

ガスパール
「いえ、彼らとは
 あれ以来一度も……。▽
 それに女王、私は
 かつての愚行を
 くりかえさせぬよう
 監視に来たのです。▽

女王様、地下のギア・バーラーが、
き、起動しました……!!
近くにあのエリィとかいう娘が
いて、同調したようです!!▽

ゼファー
「やはり……。▽

ワイズマン
「当然でしょう。
 だが、あの娘は乗ろうとは
 しない……。“彼女”同様に。▽
 無意識の内にわかって
 いるのですよ。
 自らに内在している
 存在のことを。▽

ゼファー
「彼女も……
 ソフィアも同じ
 だったのでしょうか?▽

ワイズマン
「………。▽

ゼファー
「……すみません。▽

ワイズマン
「いえ、かまいません。
 私は“彼”そのものでは
 ありませんから。▽

ガスパール
「さて、それでは私は
 彼らの武術の腕の方でも
 見てやるとするかな。▽


フェイたちは、
シェバトの武人、
ガスパールによって、新たな技、
超必殺の使い方を教わった。

そうそう、それから……
チュチュは、仲間との
再会を果たし、互いの無事と
脳天気さを喜びあった……。

当然のごとく宴がはられ、
チュチュたちの甘く、
危険な夜は、
まるで醒めない夢のように
いつまでも続き……

いや、やめておこう……。
それはまた、別の物語だ……。

チュチュ
「ありゃまー、ちょいと、
 どこ行くでチュか、フェイ、
 このチュチュしゃんを置いて?▽
 チュチュは、この後も
 たとえ地の果て、アルデバラン。
 あんたしゃん達と一緒に
 行くでチュよ!▽
 乙女なチュチュの純情は、
 ほんと、一途なんでチュからね!
 うっふっふー。▽


ゼファー
「ゲートを破壊し、
 ソラリスへの道を
 切り開いてください。▽
 それが、地上人の解放へ
 つながるのです。
 お願いしますよ、
 フェイ。▽


ジェシー
「さあ、頑張って
 行って来いよ。▽


バルト
「我らがユグドラシルは
 シェバトの技術で生まれ変わった。▽
 この艦に“3世”の名を
 冠することにするっ!▽

シグルド
「従来の操艦法とは若干異なるから
 君はまた勉強したまえ。▽

はいっ!
がんばるっす!▽


▼バルトがいる

フェイ
(何か……街全体が静かだな)▽

バルト
(それに街の連中の姿が見えない)▽


▼PTメンバー

エリィ
(秘密の避難場所があるって
 言ってたけど、大丈夫なの?)▽

シタン
(緊急避難施設があると言って
 ましたが、そちらの安全は問題
 ないんでしょうかね)▽

リコ
(避難場所があるって聞いたが
 そっちは大丈夫なんだろうな?)▽

ビリー
(避難場所があるって聞いたけど
 そっちは大丈夫なのか?)▽

マリア
(非常用の避難施設があると
 うかがってますが。▽
 おそらくそちらへ行ったのでは
 ないでしょうか?)▽

チュチュ
(大丈夫でチュよ。
 秘密の穴があるんでチュよ。
 そう聞いてまチュよ)▽


バルト
(むこうはどうだった?)▽

シグルド
(街道付近のほうも
 同様に静かです)▽

バルト
(……シグはどう思う?)▽

シグルド
(この様子ですと、なんとも
 言えませんな)▽

バルト
(すでに目当ての物を手に入れた後で
 数名を残して引き上げたのか……
 まだ探している最中なのか……▽
 いずれにせよ住民の安否を確認しない
 ことにはこの場は引き下がれない。▽
 ところで、マルーはどうしてる)▽

シグルド
(見たところ、普段とお変わり
 ありませんが、内心では
 どうかと……)▽

バルト
(そうか。
 すまないな、シグ)▽

シグルド
(お任せください。▽
 では、私は向こうの部隊の
 指揮をとります)▽

バルト
(ああ、気をつけてな)▽

バルト
(マルーのやつ……
 船で待ってろって言ったのに)▽

フェイ
(きっと船で待っていても
 落ち着かなかったんじゃ
 ないかな)▽

バルト
(それはそうだが……
 まあここまで来ちまったもんは
 しょうがないか)▽

バルト
(さて……
 それじゃあ、行くか)▽


▼バルトがいない

フェイ
(何か……街全体が静かだな)▽


▼PT順2番目のキャラ

エリィ
(それに民間人の姿が見えないわ)▽

シタン
(しかも、外にいるのはシャーカーンの
 兵士達ばかりです)▽

リコ
(街の人間はどこ行きやがったんだ?)▽

ビリー
(それに住民の姿が見えない)▽

マリア
(それに民間人の姿が見えませんわ)▽

チュチュ
(街のみなさんはどこに
 行ったんでしょ?)▽


▼PT順3番目のキャラ

エリィ
(秘密の避難場所があるって
 言ってたけど、大丈夫なの?)▽

シタン
(緊急避難施設があると言って
 ましたが、そちらの安全は問題
 ないんでしょうかね)▽

リコ
(避難場所があるって聞いたが
 そっちは大丈夫なんだろうな?)▽

ビリー
(避難場所があるって聞いたけど
 そっちは大丈夫なのか?)▽

マリア
(非常用の避難施設があると
 うかがってますが。▽
 おそらくそちらへ行ったのでは
 ないでしょうか?)▽

チュチュ
(大丈夫でチュよ。
 秘密の穴があるんでチュよ。
 そう聞いてまチュよ)▽


フェイ
(そういえばバルトがそんなこと
 言ってたな。▽
 街の連中はそこに行ってるのか?)▽

フェイ
(そっちの方はどんな
 様子なんだ?)▽

シグルド
(街道付近のほうも静かだ)▽

フェイ
(そうか。
 で、俺達はこれから……?)▽

シグルド
(うむ、この様子ではやつらの動き
 がいまひとつ読めない。▽
 しかし、至宝のせいでここの住民
 の安全がおびやかされているのを
 このまま放ってはおけない)▽

フェイ
(わかった。
 そういえば、マルーは
 大丈夫かい?)▽

シグルド
(ああ、それだが……▽
 若はマルー様がついてきたこと
 をひどく心配している)▽


▼PT順2番目のキャラ

エリィ
(きっと、落ち着いて待っては
 いられない心境なのよ)▽

シタン
(無理もないでしょう。▽
 ニサンがシャーカーンの手に
 かかっていると聞けば、いても
 たってもいられませんよ)▽

リコ
(まあ、しょうがねえだろ。▽
 大教母だろうと誰だろうと
 てめえの庭が荒らされてると
 知っちゃ、黙ってられねえさ)▽

ビリー
(マルーさんはこの法皇府の
 教母様なんだろう?▽
 悪者の手にかかっていると
 聞けば、落ち着いては
 いられないさ)▽

マリア
(でも無理もないと思います。▽
 私には何となくマルーさんの
 お気持ちがわかります。▽
 きっと落ち着いていられない
 んですわ)▽

チュチュ
(いいんでチュ!▽
 マルーしゃんはやさしい
 人だからじっとしてられ
 ないんでチュよ)▽


シグルド
(確かに、あの方ならな……)▽

シグルド
(では、私はこれで。▽
 我々の方は君たちに合わせる
 形で裏街道の方から突入する)▽


▼PT順2番目のキャラ

エリィ
(上手くいくといいわね)▽

シタン
(成功を祈りましょう)▽

リコ
(上手くいくといいな)▽

ビリー
(成功するといいな)▽

マリア
(無事に行くといいですね)▽

チュチュ
(上手くいくといいでチュね)▽


フェイ
(ああ)▽


▼シタンがいない/いる

フェイ
(それにしても、シェバトまで行って
 いろんな事を見聞きしてしまった
 今となっては……▽
 シャーカーンの存在は
 もうバルト達だけの
 問題じゃなくなってきたな。▽
 ここで奴等をくい止めないと、次は
 俺達自身に災いが降り掛かってくる
 かもしれない。▽
 気をしめて行かなきゃ)▽

シタン
(それにしても、シェバトまで行って
 いろんな事を見聞きしてしまった
 今となっては……▽
 シャーカーンの存在はもう若くん
 だけの問題ではなくなってきました。▽
 ここで奴等をくい止めないと、今度は
 自分たちに災厄が降り掛かってくる
 とも限りません。▽
 気をしめてかかりましょう)▽


フェイ
(よし、それじゃ行くぞ! )▽

 ! ▽


▼街を出ようとする

フェイ
「今ここから逃げる
 わけにいかない!▽


フェイ
「よし! 市街地の兵士は
 これで一掃したな。▽


フェイ達の力によってニサン法皇府は
 シャーカーン軍から解放された

  だが、ファティマの碧玉と
アヴェ王家に伝わる 伝説の至宝は
 依然として危機にさらされていた

    そして今まさに
シャーカーンの次なる一手が下され
   その姿が白日のもとに
さらされようとしていたのである


シグルド
「住民の姿はゼロ……か。▽


マルー
「大丈夫?
 シスター、ケガはない?▽

シスター・アグネス
「私は大丈夫です。
 それよりもマルー様とバルト様に
 申し訳なくて……▽

シグルド
「部下達を連れて付近一帯を捜索
 しましたが、住民は一人も発見
 できませんでした。▽

バルト
「そうか。▽

シスター・アグネス
「この前、
 みなさんが発たれた後……▽

シスター・アグネス
「住民の半数以上の方が
 法皇府の外へ避難されました。▽
 その後、シャーカーン殿は
 国内における御自身の立場が
 危うくなってきたため……▽
 なりふりかまわず、この地に
 攻めてこられたのです。▽

シタン
「なるほど。
 政局における最後の
 逆転を図るために……▽

バルト
「シスター、その街に残った
 連中はやはりあそこに……?▽

シスター・アグネス
「ええ。
 大霊廟へ避難されました。▽

フェイ
「霊廟……?
 墓の中に避難したのか!?▽

マルー
「歴代の教母様とアヴェの国王様
 がまつられているんだ。▽

バルト
「といっても、ただの墓とは
 ちょっと違うがな。▽

シスター・アグネス
「バルト様
 そのことなのですが……▽

シスター・アグネス
「シャーカーン殿は
 ファティマの碧玉……▽
 そしてそれによって得られる
 ファティマの至宝を狙って
 おります。▽

シタン
「至宝……?▽
 至宝を狙ってこの地に
 攻めこんできたとは
 いったい……?▽

バルト
「え?ああ……▽

バルト
「実をいうと、ファティマの
 至宝は大霊廟の奥にあるんだ。▽
 親父の遺言もあったし、みんな
 には黙ってたんだが……▽

フェイ
「至宝って……
 前にアジトで見せてもらった
 あの絵巻に描いてあるやつか?▽

バルト
「そうだ。▽
 もしあの伝説にしたがえば
 やつは強大な力を手に入れる
 ことになる。▽

シグルド
「何としても
 食い止めなければ。▽

バルト
「だが問題ないさ。▽
 碧玉ってのは……▽

シスター・アグネス
「前教母様の網まくを使おうと
 しているのです。▽

バルト
「な……なんだって!?▽

シスター・アグネス
「亡くなられた前教母様の
 網まくを取り出して、それを使って
 封印を解こうとしてるのです。▽

バルト
「マルーのお袋さんの
 亡きがらを使おうってのか!?▽

マルー
「ママの……!?▽

シスター・アグネス
「申し訳ありません。▽
 何ら罪のない住民や教団員を
 盾に取られ、致し方なく……▽
 以前マルー様から聞いた碧玉の
 正体とその使い方を……。
 本当に申し訳ございません。▽

バルト
「そんな……
 人質取られてちゃあ当然だ!▽

シタン
「ちょっと待って下さい。
 網まく……とは一体?▽

バルト
「ファティマの碧玉は
 俺達王家の血筋の人間が
 持つトパーズブルーの瞳……▽
 つまり……網まくパターン
 のことなんだ。▽
 至宝の眠る場所に続く扉は
 それによって開かれる……
 てぇ言い伝えさ。▽

バルト
「もっともそれを使った者は
 いない。▽
 争いごとに使うべからず。
 扉を開く時は真の王国の
 危急の時のみ。▽
 だから俺も、親父も、爺さんも、
 その前の爺さんも
 使わなかったんだ。▽

シタン
「それが碧玉の正体……。▽

バルト
「くっそー!▽

バルト
「あのハゲじじい、死者を
 冒とくする気か!?
 元聖職者とは思えねぇぜ!▽

シタン
「厳密には『教会』の人間は
 聖職者じゃありません。
 管理者です。▽

フェイ
「そうだ。
 何も感じなくて当然さ。▽
 急ごうバルト!
 霊廟が荒らされる前に!▽

バルト
「よし!▽

シグルド
「若!
 ひとつ提案があります。▽

バルト
「何だ? シグ▽

シグルド
「現在、アヴェ国内は
 シャーカーンの暴走によって
 混乱しています。▽
 しかもゲブラー部隊がいなく
 なった今、中央を落とすのは
 たやすいと思われます。▽
 ふたたび王都の奪還を
 試みるには絶好の機会では
 ないでしょうか。▽

シタン
「それはいい考えかも
 しれませんね。▽
 おそらくシャーカーンは
 アヴェ王家の至宝を最後の
 切り札と考えているはず。▽
 若くんが至宝をあの男の手に
 渡るのを食い止めている間、
 別部隊で王都を取りもどす。▽
 そうなれば、その男はどこへも
 行くあてがなくなりますよ。▽

バルト
「なるほど……
 よし、いいだろう。▽
 前回のかたを一気に
 つけてやる!▽

バルト
「二手に別れよう!▽
 霊廟へは俺と
 フェイと……▽


▼PTメンバー

エリィ
「いいわ、私が行く。▽

シタン
「私は、できればシグルドと
 ともに王都奪還に加わりたい
 と思います。▽
 以前、ソラリスにいた者二人が
 『教会』の人間を追い落とす……▽
 これはなかなかの皮肉だと
 思うんですよ。▽

バルト
「なるほどそいつはいいや。
 それじゃ、シグのこと助けて
 やってくれ!▽

バルト
「となるとこっちは……▽

リコ
「俺にまかせな。▽

ビリー
「僕が行ってあげるよ。▽

マリア
「私にお手伝いさせて下さい。▽

チュチュ
「それはこの私が行くしか
 ないでチュよ!▽


バルト
「よぉーし、これで決まりだ!▽
 他のみんなはシグに協力して
 やってくれ!▽

マルー
「ちょっと待って。
 ボクも行くよ!▽

バルト
「ええ!?
 お前は来なくて……
 ああ、そうか。▽
 すまないマルー。
 一緒に来てくれ。▽

バルト
「じゃあ、みんな
 よろしく頼むぜ!▽
 今度こそやつの
 息の根を止めてやる!▽


フェイ
「それじゃあ、行こうか。▽
 その霊廟ってのは
 どこにあるんだ?▽

バルト
「大聖堂の裏手の方に入り口が
 あるんだ。▽
 まずはここの周りを一周している
 街道をつたって、裏側の方へ
 行かなくちゃならない。▽


▼PTメンバー

エリィ
「かなり歩くの?▽

リコ
「遠いのか?▽

ビリー
「どれぐらいの距離が
 あるんだ?▽

マリア
「向こうまでどれぐらい
 あるんですか?▽

チュチュ
「お散歩は好きでチュがあまり
 遠いのはいやでチュ。
 いっぱい歩くでチュか?▽


バルト
「霊廟まではたいした
 距離じゃない。▽
 だが、そこから先は
 わからん。▽

フェイ
「バルトも中へ
 入ったことがないのか?▽

バルト
「ああ……
 俺自身も霊廟から先の方へは
 入るのは、はじめてだ。▽

マルー
「何しろ、封印された場所
 だもんね。▽
 ボクだって奥のほうは
 入ったことがないんだよ。▽

バルト
「だから俺もマルーも詳しくは
 知らないんだ。▽
 シグ達も出発しちまったし。
 とうぶんの間、船には戻れない。▽
 今は自分達だけで何とかするしか
 ないな。▽

マルー
「それじゃあ、ボクは先に
 入り口のとこへ行って
 待ってるよ。▽

バルト
「俺達はもう少し準備を整えて
 から行く。▽
 入り口のところで待っていて
 くれないか。▽

マルー
「わかった!▽

バルト
「さて……と、
 さっさと用意をすませよう。▽

フェイ
「だけど、この様子じゃ
 道具屋のおかみさんも
 探しようがないぞ。▽

バルト
「ううん……▽
 とりあえず金を置いて
 いけばいいんじゃないのか?▽
 まあ、ここはひとつ
 俺の顔に免じて許して
 もらおうぜ。▽


▼買い物

フェイ
「おじさんもおばさんもいない
 けど、しょうがないよな。▽
 お金だけはちゃんと置いて
 いこう。▽


バルト
「お待たせ!▽

マルー
「それじゃ入ろうか!▽


▼外に出る

マルー
「じゃあ、ボクはここで
 待ってるからね。▽


フェイ
「大聖堂の裏手にこんな
 通路があったのか。▽

バルト
「ああ。
 ふだんは閉ざされて
 いるんだけどな。▽

フェイ
「この奥が霊廟なのか。▽

バルト
「そうだ。▽
 万が一何らかの原因で街に危険が
 迫った場合、住民達は霊廟の中に
 避難する事になっているんだ。▽


フェイ
「ちょっと待った。
 これ……どこまでつづくんだ?▽

バルト
「もう少しだ。がんばれ。▽


バルト
「着いたぜ。▽

フェイ
「……で、
 どうなるんだ?▽

バルト
「まあ、そうせかすなって。▽


フェイ
「……まさか。▽


▼PTメンバー(チュチュ以外台詞共通)

エリィ
「どうすればいいか
 忘れたんじゃ……。▽

チュチュ
「どうしゅればいいか
 お忘れに……。▽


バルト
「うるせえな黙ってろ!▽

バルト
「……久しぶりなんだから
 しょうがねえだろ。▽
 ……ちきしょう
 本当に忘れちまった。▽

マルー
「ボクが開けようか?

→いや、思い出す!


  パネルのようなものがある  ▽

動かしてみる?

バルト
「おーっ!
 これだこれこれ!▽


→……た、頼む

バルト
「おーっ、それだそれそれ!
 いや、そうじゃないかと思った!▽
 ハハハハ!▽


フェイ
(……こいつ大丈夫かな▽
 なんか……先行きが
 不安だなあ)▽


 ! ▽

バルト
「やはりここまで
 来てたか!▽


坊ちゃん!?▽

バルトさんだ!▽
マルー様もいる!▽

おーいみんな!
もう大丈夫だぞ!▽

バルト
「ひつぎは!?
 マルーのお袋さんは
 大丈夫か!?▽

マルー
「大丈夫!
 荒らされた様子はないよ。▽

バルト
「ふう……そうか。
 よかった。▽

バルト
「みんなは……大丈夫なのか。▽

ええ。なんとか……▽

バルト
「シャーカーンは……
 奴はどこへ行ったんだ!▽

ええっ、シャーカーンですか?
見ませんでしたけど……。▽
ここへ来たのは、さっきの兵隊達
だけで、“声をたてたら殺す”
と脅されて……▽
すいません坊ちゃん。
私らが不甲斐ないばっかりに……。▽

バルト
「まだ来てないのか
 ……妙だな。▽

地上は……
街はどうなってるんだ!?▽

バルト
「上の方はもう片付けた。
 戻ってもいいぞ!▽

本当か!?▽

バルトさん
あんた本当に強いな。▽
街にちょくちょく来てたから
あまり気にしてなかったけど▽
いったい何者なんだ?▽

……!▽

バルト
「みんな聞いてくれ!▽
 俺は……▽

バルト
「……俺の仲間が
 いまブレイダブリクに
 向かっている。▽
 その目的はシャーカーンを
 現政権から引きずりおろす
 ことだ。▽

バルト
「この国はもう一度
 やり直す必要がある。▽
 俺は、亡き先王から
 その仕事を受けついで
 今までやってきた。▽

バルト
「上手くいけば、もうすぐ
 それが現実のものとなる。▽
 どうか、俺を信じて待って
 いてくれ。▽

シャーカーンをやっつけるって
いうのか!?▽
それに……亡き先王って……▽

あんたそれじゃ……▽

バルト
「……。▽

さあ、街はもう安心だ。
上に戻るぞ!▽

さあさあ荷物をまとめるんだ!▽


坊ちゃん
くれぐれもお気をつけて!▽
大丈夫、坊ちゃんならきっと
上手くやれますよ。▽
上手くいったら……そんときは
胸はってみんなの前に現れて
ください。▽
ファティマ城のテラスに立って
下さい!▽

きっと成功させてくださいね。▽
あたしゃ、応援してますよ!▽


バルト
「何だかわかんないけど
 さっきは急にあんな言葉が
 出ちまった。▽
 ちきしょう、俺らしくも
 なかったな……。▽

マルー
「“俺が王子だ”って言っちゃっても
 よかったのに。▽

バルト
「いや、今はまだだめさ。▽
 親父の遺言を果たさないと。▽


フェイ
「……やけに暗いな。▽

バルト
「ああ。普段は誰も来ないからな。
 動力は落とされているんだろう。▽

マルー
「下の階は霊廟として使っている
 から、最低限の電力はいつでも
 使えるようになってるんだ。▽
 でもこっちの方はシスターでも
 入れないんだよ。▽


▼PTメンバー

エリィ
「……なんか
 カビ臭いわね。▽

リコ
「……カビ臭えぞ。▽

ビリー
「……それでかな
 なんかその、カビっぽいというか……▽

マリア
「気のせいか……
 何かカビ臭いですね。▽

チュチュ
「……にゅー!
 なんかカビの匂いがしまチュ!▽


バルト
「そりゃそうだろ。
 ほとんど誰も入ったことが
 ないんだから。▽

バルト
「さあ、先を急ぐぞ!
 シャーカーンが来る前に早く至宝を
 押さえとかなきゃ▽


フェイ
「大聖堂の天使像と同じ
 ……これは……▽

バルト
「これが王家の至宝へ
 つながる扉だ。▽


バルト
「さてと、ファティマの
 碧玉の出番か……▽
 ……っと。
 俺のは一つ閉じてるんだった▽

マルー
「ボクがいるよ。▽


フェイ
「これが……ファティマの碧玉。▽

バルト
「ああ。▽
 シャーカーンの野郎はそれを
 王家に伝わる半身のペンダントの
 事と誤解してやがったんだよ。▽

バルト
「それならそれで都合がいいから
 黙ってたんだけどな。▽

フェイ
「この先は一体……?▽

マルー
「ここから先がいよいよ
 要塞の中心部だよ。▽

マルー
「今みたいに不思議な光にボク達の
 瞳を読ませると地上に姿を
 現すといわれてるんだ。▽
 アヴェの建国以前に造られたモノ
 なんだって。▽
 さっ、行こっ!▽


バルト
「計器類がたくさんあるな。▽

マルー
「若が乗ってる船の操縦席と
 どっちが立派かな。▽

バルト
「そりゃお前、俺の船の方が……。▽

バルト
「あ、いや……やっぱり
 ご先祖様の手前、こっちの方が……。▽

バルト
「お前なあ、いじわるな
 質問するなよ。▽
 それに操縦席じゃない。
 ブリッジと言えブリッジと。▽

マルー
「もー何だっていいじゃない。▽


バルト
「……動かないな。▽


▼PTメンバー

エリィ
「ロックがかかっている
 んじゃないのかしら?▽

リコ
「ロックがかかって
 いるんじゃないのか?▽

ビリー
「ロックがかかって
 いるんじゃないのか?▽

マリア
「……▽

チュチュ
「カギがかかって
 いるでチュよ?▽


バルト
「うーん……。▽

マルー
「先に至宝を
 探しにいかない?▽

バルト
「ううむ……。▽
 さっきの様子だとシャーカーン達は
 まだ至宝を見つけてないみたい
 だったしな。▽

フェイ
「そうだよ……。▽
 ニサンから出発するとき、確か
 バルト達もこの中には入ったことが
 ないって言ってたよな。▽
 まずは至宝の居場所をつきとめる
 事が先決じゃないのか?▽

バルト
「そうだな……。▽
 この霊廟内のどこかに至宝が
 眠っているというのは確かだが
 俺もはっきりした場所までは確定
 できてない。▽
 まずは至宝のありかを
 確かめて……
 話はそれからってところだな。▽


バルト
「……ロックされて
 いるのか。
 どこで開けるんだ?▽


バルト
「ここにも碧玉の
 ロックが……。▽

マルー
「試してみようよ。▽


▼PTメンバー

エリィ
「こんな良好な保存状態で
 ……凄い!▽

リコ
「……すげえ!▽

ビリー
「……これが!▽

マリア
「……立派な機体だわ!▽

チュチュ
「ひゃー!
 なかなかごりっぱでチュね!▽


フェイ
「……なんとなく
 雰囲気がバルトの
 ギアに似てるな。▽

バルト
「あ?
 ああ……そういわれてみると
 確かに……。▽
 でもまあ、俺のブリガンディアも
 元をたどれば、昔アヴェで
 造られた機体をカスタマイズした
 やつだからな。▽
 何らかのつながりがあっても
 おかしくはないかもしれない。▽

バルト
「それはそうと……ここも
 非常灯以外、動力はきていない
 みたいだな。▽

フェイ
「このギアも……
 完全に灯が落ちてるな。▽

フェイ
「駆動ユニットが封印されて
 いるのか……。▽


▼ブリッジでパネルを調べた/調べてない

バルト
「うーん。
 下の操作パネルで何も
 起きなかったって事は……▽
 ここに何かあるのかも
 しれないな。▽

バルト
「うーん。
 ここに何かあるのかも
 しれないな。▽


バルト
「……?▽

バルト
「何か書いてあるな。▽

バルト
「明かりになるものを
 持ってないか?▽

バルト
「これは……
 碑文が刻んであるな。▽
 旧ファティマ語だ。
 ……御先祖だな。▽

マルー
「何て書いてあるの?▽

『なんじ、ここを訪れる子らに幸あれかし
     災いの大きさを案じ
    我等かの遺産を封印するも
  裁断はなんじ等の腕に委ねるものなり』 ▽


バルト
「よし、これで動くぞ。▽


▼フェイかマルー

フェイ
「次はどうやって外へ
 出すかだな。▽

マルー
「次はどうやって外へ
 出すかだね。▽

バルト
「ああ。▽


フェイ
「さっき……
 “瞳を読ませると地上に姿を現す”
 とか言ってたよな。▽
 ひょっとしてこの建物、移動
 できるんじゃないのか?▽


▼ブリッジに行った/行ってパネルを操作した/行ってない

バルト
「うーん、さっきのブリッジ
 みたいな部屋があやしいな。
 試してみよう!

バルト
「下の部屋へ戻って
 試してみよう。▽

バルト
「うーん、どこかに操作室みたいな
 ものがあるかもしれない。
 探してみよう!▽


バルト
「親父、残念だがこいつを
 動かさなきゃいけなく
 なっちまった。▽
 悪いけど使わせてもらうぜ。▽


バルト様!▽

フェイ
「あなたはたしか……道具屋の
 おやじさん!?▽

バルト
「大丈夫だったか。▽

ええ、あっしはかみさんと
一緒に外の方へ逃げて
いたんですよ。▽

バルト
「ところで、お前こんなところ
 で何してるんだ!?▽

いやあ、街へ戻ったら
バルト様が霊廟の奥へ
入られたと聞いたもんですから……▽
“これはいよいよ何かあるな!”
なんて思いましてね。▽
そしたら、いてもたってもいられなく
なっちまって……
ここまで来てしまいました。▽

バルト
「危ないから戻った方が
 いいぞ。▽

いやいや、ここまで来ちまった
以上はもう戻れません!▽
あっしはここでバルト様の
お手伝いをさせてもらいます!▽


バルト様がんばってくださいね!
あ、それとお仲間のみなさんも!▽


バルト
「さてと……
 いっちょやってみるか!▽


バルト
「ようし!
 いけるぞぉーっ!▽


バルト
「浮上完了!▽
 さてと、お次は天井のドームを
 開けるぞ。▽

バルト
「……ん?▽

バルト
「あれ?▽

フェイ
「どうした?▽

バルト
「え?あ、いや、
 なんか動いてるから。▽


▼PTメンバー

エリィ
「あなたが動かしてるんでしょ?▽

リコ
「あ?
 何言ってんだお前?▽

ビリー
「君のたくみな
 船さばきのせいだろう?▽

マリア
「それはあなたが操作したから
 ではないのですか?▽

チュチュ
「そりゃ、アンタしゃまが
 動かしてるでチュよ!▽


バルト
「い、いや違うんだよ。
 そうじゃなくて。▽

バルト
「なんか……
 押すとこ……
 間違えた。▽


バルト
「……………………▽

バルト
「よーし成功!!▽


  どこがぁ〜っ!
          ▽

バルト
「へ?
 何のこと!?▽

フェイ
「とぼけるな!
 いったい何を動かしたんだ!?▽

バルト
「……ああ……
 まあ確かに完璧な操作とは
 言えなかったかもしれないが……▽
 ま、大丈夫だろ?▽


▼PTメンバー

エリィ
「何か……すごい光が
 飛んでいったのが見えたけど。▽
 ……大変な事
 したんじゃないのかしら……。▽

リコ
「さっきのビーム砲
 ヤバいんじゃねぇのか!?▽

ビリー
「今のは……ビーム砲……▽

マリア
(なんか……やっぱり不安)▽

チュチュ
「アンタしゃん
 ボケボケでチュよ!?▽


バルト
「心配すんなって〜!
 この俺様がまぬけな事を
 すると思うか?▽
 思わないだろぉ!?▽

バルト
「あ、そーだ!
 あれを見たまえ諸君!▽

バルト
「もしや、あれに見えるは
 かのバベルタワー
 ではないだろうかっ!?▽

バルト
「なあ?
 かあっこいいーだろー!!▽
 このファティマの碧玉によって
 浮かび上がるスゴいやつ……▽
 名付けて<碧玉要塞>は、あんな
 遠いとこまで見通せるのだ。▽
 きっとさっきのビーム砲だって
 あそこまで届くに違いないぞ!▽

バルト
「まー要するに俺は諸君らにこいつ
 のスゴさをちょっとばかし見せて
 やろうと思ったのさ。▽
 どーだ、こんなすげえ大砲見た
 ことないだろー。大砲って言って
 もヴァンダーカムの奴なんかと
 一緒にしないでくれよー。こっち
 の方があいつの持ってるのよりも
 何倍も強力で、なおかつ何倍も
 洗練されているのだからなー。
 いっしょにすんなよー。なんて
 ったって俺のご先祖様が代々守っ
 てきた至宝がつまれているんだか
 らなー。まあ言うなれば本物って
 やつだ。そこんとこ忘れないでくれ
 よなー。
 ということでまーとにかく、俺は
 何もへまはやっていない。▽

バルト
「さあ、さっさと至宝を
 持って帰るぞ!▽
 そのためには天蓋の
 ドアを開けないとな!▽
 こっちの操作パネルでは
 ないという事は……▽

バルト
「あっちだ!▽

 ……… ▽

フェイ
(さっき“押すとこ間違えた”って
 言ってたじゃないか……!?▽

バルト
「うーん、同じようなスイッチが
 いくつか並んでるなあ。▽
 ま、いいや、テキトーに
 押しちまえ。▽

フェイ
「おいおい!
 ホントに大丈夫か!?▽


バルト
「さてと、さっそく至宝を
 表へ出してやるか。▽

 ごくろうだったな、バルトロメイ殿下。▽
 わざわざ封印を解いてくれて。▽

バルト
「その声はシャーカーン!▽


バルト
「てめぇ、初めっからそれを!?▽

シャーカーン
「当然だ。▽

シャーカーン
「いくらなんでも、腐れた死人の
 網まくパターンで扉が開くわけが
 なかろう。▽
 そこで、敢えてその情報を流し、
 お前達が来るのを待っていたと
 言うわけだ。▽

バルト
「ちきしょう、どうりで姿を
 見せねえと思ったぜ!▽

シャーカーン
「直情型のお前の事だ。
 間違いなく現れると踏んで
 いたが……▽
 まさか遺跡の封印まで解いて
 くれるとは思わなかったぞ。▽

バルト
「……のやろう、ナメやがって!▽

シャーカーン
「この中はすでに私の兵士が
 占拠している。▽
 くやしかったら、ここまで
 来ることだな。▽
 ハハハハハハ!▽


バルト
「次から次へと……
 しつこいやつらだぜ!▽

シャーカーン
「さすがはバルトロメイ殿下
 だがここからは先は通さんぞ。▽

バルト
「中央は潰滅したぜ。
 今更あがいて何をしよう
 ってんだ!▽
 それよか、いさぎよくじゅん死
 でもしたらどうだ?▽
 その方がえせ聖職者の
 最期に相応しいぜ。▽

シャーカーン
「『教会』といってもいろいろ
 あってな、
 一枚岩ではないのだよ。▽
 それぞれ思惑があるのだ。▽
 中央が滅んだからといって私が
 敗北を認める必要はない。
 わしにはわしの目的がある。▽
 わしはその為にアヴェとゲブラー
 を利用させてもらっていたに
 過ぎないのだ。▽
 さて、これで至宝はわしのもの。
 おとなしくしていてもらおうか。▽

バルト
「……くそ!▽

バルト
「マルー!▽

シャーカーン
「追え!▽

シャーカーン
「ふん……
 ギアバーラーを守ろうとでも
 いうのか▽
 小娘ひとりに何ができる!▽
 みずから火の中に飛び込む
 とは、馬鹿な者よ!▽

シャーカーン
「今日こそかたをつけてやる!▽
 わしをさんざん馬鹿にしおった
 あの小生意気な娘もろとも闇に
 葬り去ってくれるわ。▽

バルト
「ちきしょう……
 てめえらどきやがれ!▽

 そこまでだ!
   ▽

 ! ▽

バルト
「シグ!
 お前、何でここに!?▽


▼PTメンバー(チュチュ以外台詞共通)

エリィ
「先生!▽

チュチュ
「先生じゃないでチュか!▽


シグルド
「王都制圧はメイソン卿に
 任せてきました。▽
 私達は貴方達が心配で
 戻ってきたのです。▽

シグルド
「シャーカーン
 ブレイダブリクが我らの手に
 還るのも時間の問題だ。▽
 もはや、この世界で貴公の
 行く先はないぞ。▽

シャーカーン
「むう……
 安心するのはまだ早いぞ!▽
 マルーは今我らの手の内に
 あるも同然。▽
 ひとまず、この場はあの娘に
 再び人質になってもらおうか。▽
 ギアバーラーを頂いていく
 までのな。▽

バルト
「まて!▽

バルト
「ちきしょう、開かねえ!
 中からロックされてる。▽


バルト
「ああっ!
 俺にはファティマの碧玉が
 一つっきゃねえ!▽

シグルド
「落ち着いて、若!▽

バルト
「シグ……
 俺はどうしたらいいんだ!?▽

シグルド
「無事な方の目を光にかざして!
 もう片方は私がやります!▽

バルト
「……なんだって?▽

シグルド
「いいから早く!▽


バルト
「よしっ!
 ロックがはずれた。▽

バルト
「……?▽
 シグ……なぜおまえの
 目が反応する!?▽

シグルド
「さあ時間がありません!
 マルー様のところへ行きましょう!▽

バルト
「……?▽


シタン
「急ぎましょう!▽


シグルド
「さあ、早くマルー様を!▽


▼戻ろうとする

シグルド
「お待ちください若!▽

シグルド
「どこへ行かれるのですか!?▽
 マルー様が危険な目にあわれて
 いるのですよ!▽


バルト
「マルー!
 どこにいるんだ!?▽

シャーカーン
「ええい、いったい何を
 手間どっておるのだ!▽

しかし……
相手はギアバーラー……。▽

シャーカーン
「ばかもの!
 乗っているのは小娘だぞ!
 何ができるというのだ!▽
 さっさと取り押さえんか!▽


バルト
「マルー……
 あの中に……!▽

フェイ
「とにかく行ってみよう!▽


バルト
「マルー!?
 まさか……
 あれを動かしてるのか!?▽


バルト
「……くそ!▽


バルト
「大丈夫か!?▽

マルー
「足……撃たれちゃった。
 へへへ……また迷惑
 かけちゃったかも。▽

バルト
「馬鹿野郎!
 なんでこんな無茶な
 事したんだ!?▽

マルー
「だって……こんなこと
 ぐらいしか、若のためにして
 やれることないんだもん。▽

バルト
「……馬鹿野郎▽
 馬鹿だよ!
 大馬鹿野郎だ、お前は!▽

マルー
「……へへへ。▽

バルト
「……動けるか?▽

マルー
「うん……何とか。▽


シャーカーン
「多少の損傷ならば後で
 改修すれば済む!▽
 コクピットを狙え!▽


バルト
「しまった!▽

バルト
「今外にでたら危ない。
 我慢できるか!?▽

マルー
「ボクの事は気にしないで。▽

バルト
「……ちきしょう!▽

バルト
「な、なんだこれ!?
 コントロールスティック
 がないぞ!?▽
 どうやって動かすんだ!?▽

「若、大丈夫ですか!?▽

バルト
「……シグか!?▽
 お前、知らないか?
 こいつの動かし方▽

シグルド
「……どういうことですか!?▽

バルト
「コントローラがねえんだよ!
 どうしたらいいんだ!?▽


バルト
「うわああああ!▽


シャーカーン
「ええい、しぶとい奴め!▽

バルト
「な、なんだ!?
 どうやって動いたんだ!?▽

「わかったぞ!
 若くん、考えるんです!▽

バルト
「その声……先生か!?▽

シタン
「おそらく、そのギア・バーラーは
 機械的な操作ではなく精神的な
 操作で動かすに違いありません。▽
 エリィと反応したシェバトの
 ギア・バーラーのことを思い出して
 下さい。▽

バルト
「……しかし……▽

シタン
「マルーさんがそれを動かしたのも
 きっと同じです。▽
 若くんはギアの動きをイメージ
 すればいいんです。▽
 そうすればそのギアは若くんの
 イメージした一挙手一投足に
 反応して動くはずです。▽

バルト
「……よおし。▽
 そうとなれば話は早いぜ!▽


シャーカーン
「おのれ小僧!▽

フェイ
「俺達も行こう!▽


▼PTメンバー

エリィ
「ええ!▽

リコ
「ああ!

ビリー
「ああ!▽

マリア
「いきましょう!▽

チュチュ
「行くでチュ!▽


シャーカーン
「ええい、もう少しのところで!▽

バルト
「あ!
 てめえ待ちやがれ!▽

バルト
「あの野郎逃がさねえぞ!▽

シタン
「待ってください若くん!
 マルーさんは大丈夫なんですか?▽

バルト
「あ……そうだった!▽

バルト
「おいマルー大丈夫……
 マルー!
 おいマルーしっかりしろ!!▽

バルト
「マルー!▽


シタン
「幸い弾は貫通しています。
 応急処置だけはして
 おきました。▽
 あとは街へ戻ってきちんとした
 治療をしてもらいましょう。▽

バルト
「そうか……
 とにかくよかった。▽
 気を失ったときはどうなるか
 と思ったぜ。▽

マルー
「……若。▽

バルト
「……大丈夫か?▽

マルー
「……うん。▽
 でもね、気を失った後もずっと
 若の声だけは聞こえてたんだ。▽
 すごく不思議だけど……若の
 必死の声は届いてたの。▽
 だから、ボクも若の力にならなきゃ
 って思って……。▽

バルト
「……そうか。▽
 俺はお前に守ってもらったんだな。
 一緒に、戦ってたんだな。▽

バルト
「しかし、本当にこれが建国の
 絵巻にあった、伝説のギアなのか?▽

バルト
「乗った感じとしてはブリガンディア
 より少々パワーが上がったように
 しか見えないが……。▽

シタン
「恐らくは……▽
 操作系と同じで出力系や武器も
 搭乗者の精神波の強さに比例して
 増大していくのでしょう。▽

シタン
「だとすれば、ギアとの精神接合を
 極めなければ、その本当の力は
 引き出せないということですね。▽
 先程、マルーさんが一人で乗った
 ときは必死になってあなたの力に
 なろうとしていた……▽
 その気持ちの強さがギアを動かした
 のです。▽

バルト
「乗りなれないとダメってことか?▽

シタン
「そうなります。▽

バルト
「ちぇっ。
 折角手に入れたのに……。▽

シタン
「まぁ、いいじゃないですか。▽
 過去、この機体のもとになったもの
 『アニマの器』を巡って地上と
 ソラリスの間で戦いが繰り広げら
 れたことは事実なんです。▽
 現在もソラリスや『教会』がそれ
 を求めている。▽
 彼等の手に渡らなかっただけでも
 良しとしなくては。▽
 いずれはその真の力を解放
 出来ますって。▽
 貴方はその力を正しい方向に
 使えば良いだけのことですよ。▽



    

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