台詞集

天空のシェバト 風の歌を聴け




少女
「ここは空中都市シェバト
 最下層部に位置する、
 ドック・フロアです。▽

少女
「先ほどは失礼しました。
 わたしは、マリア・
 バルタザールといいます。▽

フェイ
「バルタザール……?
 どっかで聞いた名だな。▽


▼バルトがいる

バルト
「おい、フェイ。
 そりゃ、あのヘンクツじーさんと
 同じ名じゃねえのか?▽
 アヴェの地底で
 ギアをいじくりまわしてた、
 ちょいといかれたじーさんが
 いたじゃねーかよ。▽


フェイ
「ああ、そうか!
 世捨て人のバル爺さんか。▽

フェイ
「そう言えば……、バル爺さんの
 カラミティとかいうギアと
 似ていたな、さっきのギア。▽

マリア
「カラミティ!?
 それは、お爺ちゃんの造った
 プロトタイプのギアです。▽

マリア
「あなた方は、お爺ちゃんのこと
 ご存知なんですか?
 お爺ちゃんは、今どこに!?▽

フェイ
「いや、知ってるとは言っても、
 爺さんとはアヴェの砂漠の地下で
 偶然出くわしただけだ。▽
 とくに知り合いってほどでも
 ないんだが……。
 そうか、君はあのバル爺さんの
 お孫さんなのか。▽

マリア
「ええ……、でも
 お爺ちゃんには、ここ数年
 会ってないんです……。▽

マリア
「お爺ちゃん、大事な捜し物が
 あるからって、ひとりで
 姿を消しちゃって……。▽
 お父さんもソラリスに
 捕まったままで、
 その後どうなったかも
 わからないのに……。▽


▼バルトがいる

バルト
「だけどよ、全然元気そうだったぜ、
 あのクソじ……、あんたの爺さん。▽
 ありゃ、殺したって
 くたばるタマじゃねえな。
 心配いらねえって、おチビさん。▽

マリア
「わたしは、おチビさんでは
 ありません!!▽
 それに、バルお爺ちゃんも、
 ク、クソ爺ぃなんかじゃない、
 ぜったい!!▽

バルト
「悪かったよ。
 そう怒るなって、おチ……
 マリア。▽
 べつに悪気はなかったんだ。
 あやまるよ。
 ゴメン、ゴメン。▽

マリア
「ゴメンは、
 一度言えば
 わかります。▽

マリア
「とにかく……
 ゼファー女王が
 お待ちです。▽
 あなた方は、
 エレベーターで
 先に上にあがっていて
 ください。▽
 わたしは、
 ゼプツェンの
 チェックをすませなくては
 なりませんから。▽


▼バルトがいない

マリア
「とにかくお爺ちゃん、
 元気でやってるんですね。
 よかった。▽

マリア
「それでは、あなた方は
 エレベーターで先に上に
 あがっていてください。▽
 わたしは、ゼプツェンの
 チェックをすませなくては
 なりませんから。▽


マリア
「わたしが宮殿の方へ
 ご案内します。▽
 それまで
 街の方でも見てまわって
 いてください。▽

マリア
「それでは、
 また後ほど。▽


フェイ
「よし。それじゃ、
 上に出てみよう。▽


▼PTキャラ

エリィ
「シェバト……。
 ソラリスに対抗する
 唯一の組織……。▽

シタン
「そうですね……。▽
 ここまで来た以上
 後戻りはできませんよ、
 フェイ。▽

リコ
「空飛ぶ円盤の国か……。
 まさか、こんな所まで
 来るはめになろうとは、な。▽

ビリー
「呪われた地、シェバト……。
 答えは、ここにある。▽

バルト
「せっかくだから、さっきのチビ助が
 乗っかってたギアみたいなヤツ、
 2、30体もらって帰ろうぜ!▽


マリア
「このゼプツェンは、
 父さんが開発したものです。
 ソラリスの研究所で……。▽

マリア
「わたしはまだ、五つになった
 ばかりで、何が起こってるのかも
 理解してなかった……。▽
 あいつらは、わたしのことを
 たてにとって、嫌がる父さんに
 無理矢理研究をつづけさせて
 いたんです……。▽

マリア
「でも父さんは、わたしのまえでは、
 辛そうな顔や悲しそうな顔は
 決してしなかった……。▽
 いつもやさしく微笑んで……。
 大丈夫だよ、マリア、
 ゼプツェンがそばにいて、
 おまえを守ってくれるって……。▽

マリア
「5年前のあの日も父さんは、
 逃げおくれたわたしをかばって、
 ひとり後にとりのこされて……。▽

マリア
「父さんの声も、笑顔も……、
 どんどん遠く、小さくなって
 行く……。▽
 こんなことは決しておこらないと
 信じてた……。
 一生忘れないと、あの日こころに
 ちかったのに……!▽
 わたしと父さんとをつなぐ糸が、
 このゼプツェンだけに
 なってしまうなんて……。▽

マリア
「でも……、父さんは、
 いつかきっと助け出す!▽
 父さんの笑顔を
 とりもどしてみせるから!
 わたしとゼプツェンで、
 かならず……!!▽
 かならず……!!
 ………。▽

マリア
「ごめんなさい……。
 ヘンな話を聞かせて
 しまって……。▽
 あなた方には、
 関係ない
 話でしたね……。▽


マリア
「ゼプツェンの
 チェックには、まだ
 もう少しかかります。▽
 先に上にあがって、
 街のなかでも
 見てまわっていて
 ください。▽


▼先に王宮に行く

あなた方が、新しく外から
来られた人たちですか?
マリアは一緒では
ないのですか?▽


あなた方だけでは、
ここから先は自由に出入りさせる
わけにはまいりませんな。
申し訳ないが。▽


フェイ
「これは……!▽

フェイ
「ソラリスの連中に
 やられたのか……。▽


▼PTキャラ

シタン
「どうやら……、
 子供部屋だった
 ようですね……。▽

エリィ
「………。▽

バルト
「ちっ……!
 くそったれどもが……!▽

リコ
「やりきれんな、こんなのは。
 まったくよ……。▽

ビリー
「けがれなき血が流され、
 罪のない命がうばわれる……。
 どこの世界でも同じだ……。▽


シタン
「この部屋の子供たちは、
 どんな明日を夢みて
 いたのでしょうか……。▽

エリィ
「生命の奪い合いをしてるのね、
 わたしたち……。時に関係のない
 人達までまきこんで……。▽

バルト
「ちくしょう……、
 あいつら!!▽
 てめえが勝ちさえすりゃ、
 それでいいってのか!?
 なにがどうなろうと、
 気にならねえってのかよ?▽

ビリー
「どうして、こんなことが
 ゆるされるんだ……?▽
 なぜ、こんなことが
 いつまでもつづくんだ?
 ぼくたちは……。▽

リコ
「だがな、見方を変えてみりゃ、
 俺達だって連中と同じことを
 してるのかもしれんぞ……。▽


フェイ
「………。▽


▼リコかビリーがいると下

マリア
「人を傷つけてなんとも
 思わない人が、たくさん
 いるから、世界中に……。▽

マリア
「終わりは……、
 終わりはないから……。
 戦いと、人の憎しみには……。▽


マリア
「こちらに
 いたのですか。▽

マリア
「この家は、500年前の大戦で
 破壊されたのだと
 ゼファー女王から聞きました。▽
 あえて当時のままに、
 保存してあるのだそうです。
 大戦のことを忘れないために。▽

マリア
「お待たせしました。
 それでは、宮殿の方へ
 いらしてください。▽

フェイ
「あ……。
 おい、ちょっと待ってくれ!▽


シタン
「ふむ、あの娘……。▽

シタン
「まあ、いいでしょう。
 それでは、宮殿へ
 行きましょうか。▽

バルト
「ちぇ……、
 愛想のないチビだな。▽

リコ
「………。
 あの娘も、おおきな痛みを
 おわされているな……。▽

エリィ
「さあ、それじゃ、
 王宮の方へ行ってみましょう。▽


「遠い日の子供の思い出」を
見つけた。▽
しかしそれは、だれにも
うばえなかった。▽


マリア
「こちらです。▽


ワイズマン
「やっと来たか……。
 どこで道草を
 くっていたのだ。▽

フェイ
「あんたは……!?
 どうして、ここに?▽

ワイズマン
「以前話したであろうが。
 私は、お主の父カーンと共に
 シェバトで武術を学んだと、な。▽
 さあ、女王がお待ちだ、
 なかに入るがいい。▽


ワイズマン
「さあ、入るがいい。▽


マリア
「なかへ、どうぞ。▽


ゼファー
「よくぞ、まいられました。
 私がこのシェバトの女王、
 ゼファーです。▽


▼PTキャラ

フェイ
「女王って……、
 子供の……
 あなたが……?▽

エリィ
「女王って……、
 あ、あなたが、
 ですか……?▽

バルト
「よく来たって……
 なんだあ、まだ
 子供じゃねえかよ?▽

ビリー
「女王って……、
 あ、あなたが、
 ですか……?▽


ゼファー
「このような姿ですが、
 実際私は522才に
 なるのですよ。▽

フェイ
「522才……!?
 本当にそんなことが
 可能なのか……?▽

ゼファー
「ええ……、私や一部の家臣たちは、
 特殊な延命処置を
 ほどこされているのです。▽
 生きながらえることを
 強要されたのです……。
 終末の日のおとずれる、その時まで。
 ある男によって……。▽
 償いなのですよ、こうして
 生き続けることは……。
 500年前の悲劇の……。▽

ゼファー
「遠い昔の話は、やめましょう。
 あなた方のことは、ワイズマンから
 いろいろ聞いております。▽
 ワイズマンには、私の命で下界で
 行動してもらっていたのです。
 ある男の動きを監視して
 もらうために。▽
 また、もし地上に私たちの助けと
 なってくれるような方があれば、
 必ずシェバトにお連れするよう
 指示してあったのですが……。▽
 我らは500年前にソラリスと
 地上人の解放をかけて戦い、
 その後も力及ばぬながらも
 ずっと抵抗を続けて来たのです。▽

ゼファー
「地上人よ、どうか我らに
 ちからを貸して
 いただきたい。▽
 人を、ソラリスの支配から
 解き放つために……。
 真に自由で、平和な世界を
 築くために。▽


▼バルトがいる

バルト
「ちっ、気にいらねえな。
 支配者からの独立、自由を
 勝ち取るための戦い。▽
 なるほど、たいそう立派な
 志だが、その実やろうとしてる
 ことは、ソラリスと同じ
 だってんじゃねえのか?▽
 それにこっちも、アヴェを
 シャーカーンの野郎から
 奪い返すんで忙しいんだ。
 悪いが、そんなヒマねえな!▽

ゼファー
「フッ……あなたは、穏やかだった
 ロニ・ファティマとは正反対な
 方ですね、バルト。▽
 それでいて、ロニに
 非常によく似ている……。
 あなたの言うことも、
 もっともかも知れませぬ。▽

ゼファー
「しかし、純粋に地上人の
 未来のため、我らが行動して
 いるのはまぎれもない事実。▽
 我らが信じられぬと言うなら、
 ソラリスを倒し、地上人の独立を
 勝ち得た後に、今一度共に天を
 いだくかどうか考えればよい。▽
 それに過去の因縁だの、国同士の
 確執だのと、小さなことに
 こだわっていて何とする?
 もっと大きな目で世界を見なさい!▽

バルト
「う……。▽


▼バルトがいない(リコがいればフェイ部分がリコ)

フェイ
「なるほど……。
 お説、ごもっともだ。▽
 しかし、あなた方が
 ソラリスと同じでないという
 保証は、どこにもないだろう?▽
 たとえソラリスを倒しても、
 地上の人々は新しい支配者を
 見つけるだけかもしれない。▽

リコ
「ふん……、なるほど。
 話だけ聞いてるぶんには
 ご立派なことだ。▽
 しかし、ソラリス倒れた
 後に来るのが、
 シェバトによる独裁でないと
 だれに断言できる?▽
 権力を倒すことに血道を
 あげる者は、また自らが
 力におぼれて、
 よく人を苦しめる。▽


ゼファー
「しかし、純粋に地上人の
 未来のため、我らが行動して
 いるのはまぎれもない事実。▽
 我らが信じられぬと言うなら、
 ソラリスを倒し、地上人の独立を
 勝ち得た後に、今一度共に天を
 いだくかどうか考えればよい。▽


フェイ
「………。▽

リコ
「ふ……。
 なるほど、な。▽
 先に、共通のジャマ者を
 始末してしまおうと
 いうわけだ。▽


ゼファー
「しばしこの宮殿で身をやすめ、
 よく考えてみるといいでしょう。
 いま自分が何をなすべきなのか。▽
 しかし、このところソラリスの
 動きが活発になって来ております。
 のんびりと構えている時間は
 ありませぬよ。▽


▼エリィがいる

ゼファー
「ことに、エリィ……。
 あなたは自分の両親、友人をも
 敵にしなくてはならぬのです。▽
 なまはんかな決意では、
 この先仲間たちの生死に関わる
 事態を引き起こすことになるやも
 しれませぬ……。▽

エリィ
「………。
 はい……、
 承知しています。▽

ゼファー
「ならば、結構。
 さあ、もう行って
 やすみなさい。▽


ゼファー
「さあ、今は行って
 しばらくおやすみなさい。▽


ワイズマン
「フェイよ、
 シェバトと共に行け。▽
 おまえの父、カーンも
 きっとそれを望んで
 いたことであろう……。▽


マリア
「女王様とのお話は
 もうすんだのですか?▽
 あなた方は、どうする
 つもりです……?
 シェバトの人たちと共に
 ソラリスと戦うのですか?▽

マリア
「だれもが、自分の生きてる理由を、
 戦う理由をさがしてる。
 死の裏をかくために……。▽
 ただしそれは自分の力で見つけて、
 自分のものにしなきゃいけない……。
 そうお爺ちゃんが言ってました。
 わたしにはよくわからないけど……。▽

マリア
「お爺ちゃんに連れられて
 このシェバトに来てから、
 3年も経ってしまいました。▽
 お爺ちゃんも女王様も
 シェバトから出ちゃいけない、
 ひとりで勝手にソラリスへ
 行ってはダメだって……。▽
 わたしのゼプツェンなら
 たとえどんなギアが相手でも
 負けはしないのに……。
 ぜったい……!▽
 ソラリスのヤツらなんか、
 ゼプツェンでみんな
 踏みつぶして……、
 叩きつぶしてやるのに!!▽

マリア
「どうして
 お爺ちゃんも女王様も、
 わたしをとめるの?▽
 父さんのことなんか、
 もうどうなっても
 かまわないの……?
 見殺しにするの?▽
 わたしはゆるさない、
 父さんを苦しめたヤツを、
 それを黙って
 見ていた人も……!▽

マリア
「今こうしてる間にも、
 ソラリスで
 父さんは……。▽

マリア
「………。▽



    

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