台詞集

アヴェ奪回作戦! 決死の反撃




シグルド
「では予定どおり、
 ニサンの同志がキスレブに偽装して
 西方警護部隊を叩きます。▽
 我々はその隙にユグドラシルで
 王宮を!▽

バルト
「わかった。
 だがくれぐれも無益な
 殺生は無しだぜ。▽
 アヴェの軍人はもとより
 ゲブラーの人間もだ。▽

シグルド
「はい。
 心得ております。▽

フェイ
「俺はヴェルトールで
 ひと暴れだな。▽

シグルド
「頼みます!▽

マルー
「今度会うときはもう
 “若”って呼べないね。▽
 “陛下”……かな?▽

バルト
「やめてくれよ。▽
 “若”でいいよ
 “大教母様”。▽

マルー
「もうー!
 その呼び方はきらいなの!▽

バルト
「ははは!▽

バルト
「じゃあ、行ってくるぜ!▽

マルー
「うん!
 がんばってね。▽

アグネス
「マルー様とバルト様……▽
 お二人を見ていると希望
 が湧いてきますわ。▽

アグネス
「古来アヴェのファティマ王朝は
 ファティマという名になる昔より……▽
 御兄弟や御夫婦、お二人で国を栄え
 させる御世<みよ>が多いのだとか。▽
 マルー様が、いずれは法皇府を統べる
 大教母様として、バルト様と
 御夫婦で王座に並ばれる日が
 待ち遠しゅうございますわ。▽

マルー
「ちょ、ちょ、ちょっと、
 ボクは王妃様とか恋人とか
 そーいうのは苦手なのっ!▽
 若とボクは一番の仲間なの!▽

アグネス
「ふふ、結婚というのは一番の
 盟友関係でございましょう。▽

アグネス
「それに、マルー様がこうしてどんどん
 きれいになられたら、バルト様
 の方が放っておかないと思いますわ。▽

マルー
「んもぅ、恥ずかしー事
 言わないでよねっ!▽


ミロク
「ギアは、発見されないように
 ここで、分隊単位で順次発進。▽
 明日の1200に、
 国境の岩山に集合。いいな?▽

了解!

いよいよだな!

腕が鳴るぜ!

バルト
「いくら旧式艦とはいえ、
 わずか一個中隊で戦艦の相手だ。▽
 きつい戦いになりそうだが、
 お前らの働きいかんで
 アヴェの未来が変わる。▽
 よろしく頼む、この通りだ。▽

ミロク
「まかしてくだせぇ! 若!▽
 ヴァンダーカムのしっぽを
 引きずり回して、
 きりきり舞いさせてやりますぜ!!▽

ミロク
「なぁ? ぼうず!!▽

フェイ
「……俺は“ぼうず”じゃない。
 死んでも経はあげてやれないぜ、
 おっさん。▽

ミロク
「ん? はぁっはぁっはは……▽

ミロク
「では若!
 誓って戦果をあげてきます!▽


バルト
「フェイ、
 お前を巻き込んだ
 俺が言うのも何だが……▽
 気をつけてな!▽

フェイ
「……おまえもな。▽

バルト
「……俺が……いざという時には
 マルー達を頼む。▽

フェイ
「……縁起でもない。
 らしくないぜ。▽
 ……が、引き受けた。安心しろ。▽


メイソン
「おや、
 お休みになれませんかな?▽


メイソン
「明日はいよいよブレイダブリク。
 若は王子でありながら
 王都を知りません……。▽
 私はそれをふびんだと
 思って参りました。▽
 しかし……今ふりかえれば
 王にふさわしく育てようとして
 若に“王”という重荷を
 背負わせてしまったのでは、▽
 そしてそれは
 前途ある幼子にとって
 重すぎたのではないか……、と
 思うのでございます。▽
 私はひどい大人なのかも知れません。▽

シタン
「メイソン卿……。
 そんなことはありませんよ。▽
 若くんが背負うのが嫌なら
 自分で捨てているでしょう。▽
 彼ももう立派な大人です。
 その重荷を背負うだけの力も
 持っているはずです。▽
 それにその力を若くんに
 与えてきたのはあなた方なのでは
 ないでしょうか。▽

メイソン
「シタン様……。▽


シグルド
「浮かない顔をしてますね。
 明日は12年ぶりの
 帰城だというのに。▽

バルト
「帰城か……
 王宮奪回が成功したら王様か……▽
 ……似合わねぇな。▽

シグルド
「じきに慣れますよ。▽

バルト
「なぁ、シグ……▽

シグルド
「はい?▽

バルト
「別に……別に王様ってのは
 誰でもいいんだろうな。▽
 希望の象徴であれば。
 俺でなくっても。▽

シグルド
「私はソラリスにさらわれ、
 実験台として洗脳されました。▽

シグルド
「だが、
 “帰らねば” という心までは、
 奴等には消せなかった。▽
 その時思い出したのは、
 一国の王子様ではない、
 ただの子供の貴方と
 マルー様でした。▽
 私は、
 王朝再建なんて、どうでもいい。
 若の家だから取り返したいんです。▽

バルト
「俺の家だから?▽

シグルド
「ええ。▽
 その為にも明日はシャーカーンを
 叩きのめさなくては。
 違いますか?▽

バルト
「……そうだな、
 いっちょ、派手にやるか!!▽

シグルド
「では、
 まず風呂に入ってもらいましょうか!▽

バルト
「風呂ぉ!?▽

シグルド
「そのままでは到底、
 王者の風格がありません。▽
 敵の総大将にまみえるのですから、
 バシッと決めていただかなくては!▽

バルト
「おまえ、今、
 王としての俺はどうでもいいって
 言ったばかりじゃないかーっ!!▽

シグルド
「それはそれ、これはこれ、です!▽

シタン
「誰かが待っているから……か。▽
 その想いだけで奪われた心を
 取り戻してしまったとは……▽
 全くたいしたヒトですよ、あなたは。
 ……シグルド……▽


ラムサス
(ぼ、暴走だっ! 止めろっ!
 どんな手段を使っても構わん!
 奴を止めろーっ!)


ラムサス
(な、なんてことだ…)

ラムサス
(うっ! た、た……)

ラムサス
(うわあーーーーっ!!)

ラムサス
『ぐわぁーー!!』


ミァン
「どうしたの?
 大分うなされていたようだけど……
 また例の夢?▽

ラムサス
「……いや……
 なんでもない。▽

ミァン
「カール……


ミァン
「のぞき見なんて、
 しゅみが良くないわね……。▽

ミァン
「ふふふ、あなたのお目当ては
 大武会に出ていたあの子かしら?▽
 一目で分かったわ。
 だって、あなたに
 よく似た子だものね。▽

グラーフ
「法院に手をまわし、あの男を
 使ったそうだな……。▽
 何をたくらんでおるのか知らぬが
 下らぬ密謀なぞせぬ事だ。
 うぬらの手出しは無用ぞ……。▽

ミァン
「あら、もう貴方のところに……。
 相変わらず耳が早いのね。▽
 でも心配しないで。
 あなたの大切なものを
 奪ったりしないわ。▽
 協力してあげているのよ。
 だって、あなたは私を……▽


お……?▽

バルト
「どうした?▽

バンス
「いえ……今一瞬、人工的な音源を
 捉えたような気がしたんスが……▽

バルト
「帝都の近くだ。
 そりゃ、何ハイかは
 フネがいるだろう?▽

バンス
「表層じゃありません。
 砂中です。▽

バルト
「砂中?
 潜砂艦は、アヴェ広しといえども、
 このフネ1パイきりだぞ。▽

シグルド
「アヴェの艦政本部に潜り込ませた
 連中からも、
 新造艦の情報は入っていない。▽
 バンス、再捕捉は?▽

バンス
「…………
 再捕捉、出来ません。▽
 砂クジラだったかも……▽

若!
Fバンドの使用ゲインが急増中!
王都防衛隊の使用通信帯です!▽

バンス
「おっと……
 表層に抜びょう音、機関始動音、
 多数確認!▽
 王都防衛隊……出港スね、これは!▽

キスレブの国境守備隊通信も傍受!
平文です。
緊急出動の是非を本国に問うています!▽
国境でうまく騒ぎが起こせた模様!▽

バルト
「……よし!
 状況を開始する!
 内火艇準備!▽

バルト
「我々が上陸したら、艦を隠せ!▽

メイソン
「わ、若!▽
 なにやら悪い予感が。
 重々御気を付けあれ。▽

バルト
「大丈夫だ、爺。▽


ランク
「なんだぁ?
 こんな小娘が俺達の
 指揮官だってのか?▽

ブロイアー
「ユーゲント出たての
 エリートさんだとよ。▽

ストラッキィ
「キスレブへの潜入作戦、
 一人で逃げ帰って
 きたそうじゃねぇか。▽

ヘルムホルツ
「土産もなしでな。▽

ランク
「どうりで。
 きれいな顔しちゃって。
 まぁ、戦向きじゃねーわな。▽

エリィ
「あ、あなた達!
 上官に向かってその態度は何?
 つつしみなさい!▽

ランク
「おー恐。▽

フランツ
「僕らにそんなものは関係ないよぉ。
 それにちょっとばかし美人だから
 って調子に乗るんじゃないよぉ。▽

ブロイアー
「けっ!
 この野郎嫉妬してやがるぜ。▽

フランツ
「な、なんだとぉ。
 僕の方がずっときれいなんだ。
 嫉妬なんてするもんか!▽

ストラッキィ
「おいっ!
 その変態を黙らせろ!
 虫酸が走るぜ。▽

ランク
「まぁ、そういう訳だ。
 隊長さんよ、せいぜい足手まといに
 ならないでくんな。▽

エリィ
「…………

ランク
「……といっても一応あいつを
 動かせるんだ。
 見かけだけで判断は出来んか。▽

ストラッキィ
「なんでぇあの機体は?
 見たことねぇぜ。▽

ランク
「士官専用の新型機ヴィエルジェ。
 なんでも並の精神力じゃ稼動も
 させられないってぇ代物らしいぜ。▽

ストラッキィ
「腐ってもユーゲントってか。▽

フランツ
「へぇ、そりゃあ楽しみだ。
 お手並みを拝見しようかぁ。▽


ミロク
「一気に山頂を目指す。
 ゆっくりしてる時間は
 ないぞ。散開!▽


修理ロボ
「迷いこんでしまいました。
 上の方では強そうなギアが
 ブンブン飛んでました。▽
 ところで、拾い物なんですが
 いかがですか?▽

→ギア用のもの、ある?
→キャラ用のもの、ある?

修理ロボ
「また会えたら
 いいですね。▽


→信用ならない。

※戦闘へ


→無視する。

修理ロボ
「つれない……▽


フェイさん!
ゲブラーのギア部隊が!▽

フェイ
「何?▽

フェイ
「ここは俺に
 任せて行くんだ!▽

し、しかし……▽

フェイ
「時間がない!▽
 こうしている内にも
 バルト達は
 城へ向かっている。▽
 早く!▽

り、了解。▽


エリィ
「あのギアは!
 まさかフェイ?▽

ブロイアー
「おい、あいつは?
 あン時の奴か?▽

ランク
「ああ、間違いねぇ。▽

ブロイアー
「丁度良い。
 雪辱戦といこうじゃないか。▽
 ちんたらやってんじゃねーよ!
 ねーちゃん!▽

ランク
「足手まといだ。
 そこで見物でもしてな。▽

ストラッキィ
「そうそう。
 こんな奴等、
 俺達にかかればな。▽

ヘルムホルツ
「すまんな。▽

フランツ
「邪魔だよぉ。▽

エリィ
「あ、貴方達! 待ちなさい!
 まだ攻撃の指示は
 出していないのよ!▽


フランツ
「うわぁーーーーっ!▽

ヘルムホルツ
「ぐわぁっ!

ランク
「大丈夫か!?
 フランツ!
 ヘルム!▽

フランツ
「なんで? なんでこの僕が、
 こんなラムズなんかにぃーー!!
 おかしい! おかしいよぉっ!!▽

ランク
「おい、落ちつけ!
 フランツ!!▽

フランツ
「そうだ!?▽
 もっと!
 もっと『ドライブ』を!!▽

エリィ
「……私には出来ない。
 フェイと
 戦うなんて……。▽
 でも……▽

エリィ
「後は……
 『ドライブ』を使うしか……


      でも……


な、何するの!

心配しなさんな
   只の『ドライブ』だよ


いらないっ!
  私、そんなものやらないっ!

『ドライブ』はね
 配合比をかえるだけで
  いい気持ちにさせてくれるんだ


いや!
   こないで!

父親が
  軍のお偉いさんだからって、
     特例が許されるって?


まったく記憶にないというのか?
         現在に至るまで昂精神剤投薬の
          記録はない。
急なことだった訳だ。
         『ドライブ』を受け付けない
           体質なのだろう。
軽いせんもう状態であったのはそのせいか?
    暴走か?
         内在している欲動の解放だろう?
          誰もが持っているものだ。

潜在能力<ポテンシャル>が
 高いのはそれ故か?
         ああ……
          閣下の……何といったかな
           あの娘達は?
         あれより上なのではないのか?
瞬間の数値上では。
         しかし、エーリッヒの手前、
           被験体とする訳にもいかん。
残念だな、それだけの資質を持ちながら
 制御出来んとは。

 君の身柄は局で預かる。

 追って通達があるまで
自宅で待機していたまえ。

なに、気にやむことはない。
 君の力は選ばれし民に
  相応しいものだ。

その力に耐えきれなかった
 彼等が愚かなのだよ。


お願い!
    止めてっ!


ランク
「よせっ!
 それ以上『ドライブ』をやると
 精神崩壊しちまう!!▽

フランツ
「構うもんか!
 どうせ、僕はもとから
 壊れてるんだぁっ!!▽

エリィ
「やめなさい、フランツ。
 ……私がやるわ。▽


フェイ
「…その声は!?
 ……エリィ?
 エリィなのか!?▽

エリィ
「フェイ……
 ここで何をしているの?
 目障りだわ。▽


フェイ
「エリィ!?
 お前……!?
 そ、その顔……!?▽
 ま、まさかバルトが
 言っていた人格まで
 変えるっていう薬で!?▽

エリィ
「お前には関係ない。
 気安いぞっ!▽


ブロイアー
「す、すげえ!

ランク
「こ、これは、エアッド!

フランツ
「エアッドぉ?

ヘルムホルツ
「精神波<エーテル>感応
 誘導式攻撃モジュール…
 通称エアッド…

 俺達ゲブラーん中でも、アレを
 使えるのはごくわずか…
 エレメンツクラスの者だけと
 聞いたことがある。

ストラッキィ
「で、でもよぉ、そんなの
 『ドライブ』の副次効果じゃ
 ねえのか? 大した事じゃあ…

ランク
「…いや、『ドライブ』は、
 その人間が本来持ってる力しか
 引き出せない。

 ……アイツは……本物だぜ!


フェイ
「やめてくれ、エリィ!
 なぜ俺達が戦わなければ
 ならないんだ!!▽

エリィ
「何故?
 知れた事。
 それが摂理だからよ!▽
 我ら選ばれし民、アバル…
 地上人<ラムズ>は我らに隷属
 してこそ、その存在意義がある…
 邪魔者は排除するのみ!▽


フェイ
「目をさますんだ、エリィ!
 お前は薬に感情をコントロール
 されているだけなんだっ!▽

エリィ
「これが私の本質!
 他にはないっ!▽

フェイ
「嘘だっ! ラハンでの出来事を、
 自分が来たせいだって、あんなに
 責任を感じていたじゃないか!▽
 悩んでいる俺のことを
 気づかってもくれて……
 本当のお前はそんなことを言う
 人間じゃないっ!!▽

エリィ
「利いた風な口を……
 お前に何が解る!▽


エリィ
「ははは!
 もがけ! 踊れ!!
 ここでくち果てるのよ!▽

フェイ
「…くっ!
 エリィ……
 戦うしか無いのか!▽


エリィ
「そこまでのようね。
 止めを刺してあげる。▽

エリィ
「心配しないで。
 私に優しくしてくれたお礼に、
 苦しまずに死なせてあげるわ。▽
 さよなら、フェイ……▽


エリィ
「うっ!……
 あぐっ…あ、頭が……▽

フェイ
「…どうしたんだ?
 エリィの様子が変だ。▽
 !?
 今ならエリィの動きを
 止められるかも知れない!!▽


フェイ
「エリィ!
 目をさましてくれ!▽

エリィ
「うぐっ!……
 黙れっ!まだいうか!
 ラムズ如きが、この私に……▽

エリィ
「!!▽
 ち……ち、がう……わ、私……
 い、いや……こんなの……
 ぐっ……!▽

フェイ
「大丈夫かっ?! エリィ!
 まさか! 薬の効果が切れ
 かかってきているのか?▽

エリィ
「うぁっ!▽

フェイ
「そうなのか? エリィ!
 そうなんだな!▽

エリィ
「う、うるさい! 外面だけの
 同情なんて必要な……あ、あ……
 フ……フェ…イ……▽

エリィ
「た、す…け、て……
 こ、こんなの……違う……
 私じゃ…ないよ……▽

フェイ
「エリィ! しっかりしろ!
 元の自分を離すんじゃない!▽

エリィ
「いやぁーーっ!▽

エリィ
『きゃあああーっ!』


エリィ
「いやぁーーっ!!

フェイ
「エリィっ!!▽


フェイ
「エリィ、
 どうして……?▽

エリィ
「だって……
 言ったでしょ?▽
 今度会う時は……
 敵どうしだ……って。▽

フェイ
「だけど、こんなことをしてまで
 戦う必要があったのか?▽
 俺とお前が戦わなきゃ
 ならない理由なんて……
 これっぽっちもないじゃないか。▽

エリィ
「他に……
 なかったもの……。▽

エリィ
「私は、ソラリスの軍人……。
 部下と任務……
 捨てることはできない。▽

フェイ
「どうして『ドライブ』なんて
 使ったんだ?▽

エリィ
「使いたくはなかった……。
 使うと自分が
 いなくなってしまうから。▽
 そして、自分がいなくなって
 得体の知れない力に
 支配されて……。▽
 そんなこと望んでないのに……。
 認めたくない力があるのよ
 私の中に。▽
 でも……、仲間を救う為には
 『ドライブ』使うしか……
 それしかなかった。▽

フェイ
「……エリィも
 俺と同じなんだな。▽

エリィ
「同じ?
 ……そうね。
 そうなのかもしれない。▽
 あなたとはじめて会った時、
 何か他人じゃないって……
 そんな気がしたのは、▽
 それは私達の境遇が
 似ていたからなのね、
 きっと……。▽

フェイ
「俺で良ければ力になるよ。
 何も出来ないかも
 しれないけど……、▽
 エリィの気持ちぐらいは
 理解できる。▽

エリィ
「……お互い傷を
 なめ合えっていうの?▽

フェイ
「そういう訳じゃ……
 いや、そういうことなのか……。▽
 すまない……。▽

エリィ
「……ごめんなさい。
 素直じゃないね、私……。▽

フェイ
「そんなことはない。
 俺が後ろ向きなだけなんだ。▽
 だけど……
 それでも……、
 独りで悩んでいるよりは……
 いい。▽

エリィ
「フェイ……▽

フェイ
「変えられないのか……?▽

エリィ
「そんな顔しないで。
 私には選ぶことなんて出来ない。
 私の唯一の居場所だから……。▽

フェイ
「……俺、行くよ。
“仲間”が待ってるんだ。▽

フェイ
「もし、出来るんなら
 軍から抜けるんだ。
 エリィ……。▽
 お前にあんな表情<かお>は
 似合わないよ。▽


フェイ
「先を急がないと……▽


修理ロボ
「影から拝見していました。
 あなた、強いですね。▽
 先程と同じものしか
 品揃えはないですけども
 いかがですか?▽


フェイ
「この上が山頂だな。▽


メイソン
「若のカップが……

メイソン
「もしや、若の身になにか……▽


バルト
「……俺とシグは部下2人を
 連れて最上階を目指す。▽
 先生はその間に、残りの二人と
 城門を開いてくれ。
 それで城外に待機している本隊が
 突入できる。▽
 シャーカーンを押さえていれば
 制圧は簡単なはずだ。▽

シタン
「わかりました。
 シャーカーンを捕獲したら
 合図をください。▽
 おそらく、そのタイミングで
 城門を開くのがベストでしょう。▽

バルト
「もうこの上は城の中庭だ。
 一気に天守閣を落とすぞ。
 シャーカーンは最上階にいるはずだ。▽

シグルド
「……若の父君の部屋ですね。
 できるだけ城を傷つけないためにも、
 無用な戦闘は避けましょう。▽
 なによりも迅速さです。▽

バルト
「ああ、そのための少数編成だ。
 狙いはシャーカーンただ一人。
 ゲブラー兵もアヴェ兵も無視しろ。▽

バルト
「よし、行くぞ!▽


シタン
「この時期にアヴェの国政が
 変わるのは、大きな意味が
 あります。▽
 必ず成功させましょう。▽


シグルド
「若、あまり気負わずに
 いつも通りにやりましょう。▽


気を引きしめていきます。▽


シャーカーンめ、捕まえたら
あのハゲ頭に植毛してその上で
髪をつかんで振り回してやる。▽


いよいよ城に戻れるんですね!
食堂の爺さん、まだ生きてるかなあ……▽


これでアヴェ軍にいる従兄と
戦わなくてもすむようになるんですね。▽


バルトロメイ殿下ではありませんか?
お懐かしい。
何年ぶりですかなあ。
あれはまだ殿下が子供の頃でしたなあ。▽
父王陛下がお亡くなりになった時以来
ですなあ。
いや、お懐かしい。
生きておられたのですなあ……▽

バルト
「じいさん、いずれ昔話でもしようぜ。
 悪いが今日は立て込んでるんだ。
 落ち着いたら遊びに来るよ。▽


バルト
「行くぞ!▽

!


バルト
「探す手間がはぶけたぜ。
 シャーカーン、覚悟しろ。▽

シャーカーン
「待っていたのだよ。▽

バルト
「何!?▽


シグルド
「くそっ、待ち伏せか。▽

シタン
「カールはどこに……
 しまった!▽

ミァン
「さすが、飲み込みが早いわね。
 閣下は今頃ニサン国境付近の
 反乱分子を鎮圧している頃かしら。▽
 キスレブを陽動に使おうという
 あなた達の策……、閣下はとうに
 お見抜きになっていたわ。
 甘いわね。▽
 下界に長く暮らしていると、
 知性がおとろえるのかしら。
 ね、ヒュウガ。▽
 それにシグルド……。
 まさか、あなたが前王朝の
 残党に付いていたとはね……。▽

シグルド
「くっ……
 なぜそこまでシャーカーンに
 肩入れする?▽
 おまえ達にとって、一王国の主など
 誰でもいいはずだ。▽

ミァン
「それで? 我々への協力を拒んで
 消されたファティマ王の息子が、
 今さら操られたいというの?▽
 裏切り者のあなたの口から
 聞いても信用がおけないわね。
 ふふふ……それに……操り人形は
 馬鹿なほうが便利なのよ。▽

シャーカーン
「ば、馬鹿ですと!?
 ミァン殿、何をおっしゃるのか?▽

ミァン
「シャーカーン殿、ここはあなたに
 お任せするわ。
 自分の立場は自分で守らなければね。▽
 私達はだれが王座についても
 構わないのよ。
 従順な羊でさえあればね。▽
 だけどあなたには、まだまだ
 やり足りないことがあるんでしょう?
 あなたさえその気ならば私達は
 どんな援助でもしてあげるわよ。▽

シャーカーン
「……ふん、言われなくても
 自分の国の犯罪者は自分の手で
 始末しますとも。▽

ミァン
「では私はこの辺で失礼させて
 いただこうかしら。▽

バルト
「おいこら!
 ちょっと待てよ!!▽

ミァン
「さよなら。……ぼうや。▽

シャーカーン
「くっ、この海賊……
 いや、スナミミズどもがっ。
 何度も恥をかかせてくれおって。▽
 だが、それもこれで終わりだ。
 自分の主人が誰だかもわからない
 身の程知らずは滅びる運命なのだよ。▽
 全員射撃用意……▽

シャーカーン
「ん!?▽


メイソン
「逆賊シャーカーン!
 一歩でも動くと、ガトリング砲が
 火をふきますよ。▽

バルト
「爺!▽

メイソン
「若、加勢に参りました。
 お乗りになってください。▽

メイソン
「では、出発いたします。▽

バルト
「じゃあな、ハゲジジイ!
 いずれ決着はつけてやる。
 頭でもみがいて待ってろ!


シタン
「!
 これは……、まずい……


シャーカーン
「それはなにかの冗談かね?
 うむ、しょせんスナミミズは
 飛べないということだな。▽
 さあ、投降したまえ。
 おもしろい冗談を見せてくれた
 お礼に銃殺は許してやろう。▽

バルト
「くそっ、こうなりゃ相討ちしか
 ないか……▽

メイソン
「みなさん、ふせてください。▽

バルト
「爺、何か策があるのか?▽

メイソン
「おまかせを。▽


バルト
「爺、歩き回ったって仕方ないぜ。

メイソン
「おまかせを。



    

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