台詞集

信仰 炎の海で焼かれよ、我が魂




ビリー
「みなさん、協力ありがとう
 ございました。▽
 今回の仕事は正直、
 一人では危なかった……。▽

バルト
「お前、いつもこんな危険な
 仕事をしてんのか?▽
 まさかギアを呼ぶとは
 思わなかったぜ!?
 ったく、『教会』って一体
 何考えてんだ?▽

ビリー
「!
 我々エトーンは神聖な職務を
 遂行しているだけです!▽

バルト
「……わ、悪かったよ。
 そんなムキになんなって。▽
 で、お前、その『教会』に
 仕事の報告すんだろ?
 ついでだ、乗っけてってやるよ。▽

ビリー
「……たびたび申し訳
 ありません。▽
 では、あなた方への
 お礼もありますから
 『教会』本部へ参りましょう。▽


メイソン
「なにやらニギヤカに
 なってきましたな。▽


ビリー
「こ、これは……!
 いったい、どうしたというんだ?▽

ビ、ビリー……▽

ビリー
「大丈夫か!?
 何が起こったんだ!?▽

わ、わからない……
突然、銃声がし…て……▽

ビリー
「おい、しっかりするんだ!
 おい!▽


▼PT順2番目のキャラ

エリィ
「駄目……
 この傷では助からないわ。▽

シタン
「……残念ですが、
 お亡くなりになられたようですね。▽

バルト
「あきらめな。
 死んじまってるよ。▽

リコ
「手遅れ、だったようだな。▽


ビリー
「なぜ……
 なぜ、こんなことに。▽
 ………………
 ん、これは?▽

ビリー
「これは、親父の銃の薬きょう……▽
 まさか、親父のヤツ、
 『教会』の人間に追われて、
 ヤケクソになって殴り込みを
 かけたんじゃないだろうな?▽


▼PT順3番目のキャラ

エリィ
「あの人なら、
 ありえるんじゃないの。▽

シタン
「ありえますね。
 あの人なら。▽

バルト
「あのオヤジなら
 やりかねねぇな。▽

リコ
「否定はできんな。▽


ぐわっ!▽

ビリー
「動くな!
 何者だ、貴様。▽

まだ生き残りがいたか!▽


ビリー
「いったい……
 こいつは何者なんだ?
 なぜ、『教会』を襲う?▽


▼PT順3番目のキャラ

エリィ
「生き残り、って
 言っていたわね。▽
 ということは
 『教会』の方々は……▽

シタン
「『教会』の方々は、大丈夫
 でしょうか。▽
 生き残り、
 と言っていましたが……▽

バルト
「やばいぜ、ビリー。
 こいつらは、暗殺のプロだ。▽

リコ
「こいつは、プロだな。
 人を殺しなれている。▽


ビリー
「そんな!
 それじゃ、みんなは……▽


▼PT順2番目のキャラ

エリィ
「しっかりして、ビリー。
 まだ無事な人がいるはずよ。
 助けましょう。▽

シタン
「ビリー、しっかりするのです。
 逃げ遅れた人が残っているはずです。
 はやく助けにいきましょう。▽

バルト
「おいビリー、しゃんとしろ!
 まだ無事な人を助け出すんだ。
 行くぜ!▽

リコ
「しっかりしろ。
 オレたちの手で
 まだ無事な人を助け出すんだ。▽


あわわわ……▽
突然黒ずくめの男たちがやってきて
みんなを殺していったんだ。▽
オレはとっさに隠れたから
見つからなかったけど……▽

あわわわ……▽
みんな殺されちまった。
殺されちまったんだよぅ。▽


あ…ぐ……▽

ビリー
「……駄目だ。
 亡くなったよ。▽


粛清! 粛清ィィィィィッ!▽


エトーンだな、貴様!▽
『教会』の関係者には、
死あるのみ!!▽


ビリー
「一体、何が起こっているんだ?▽
 この黒づくめの男たちは、
 僕たち『教会』に関わる人間を
 皆殺しにするつもりなんだろうか?▽


ケケケ。
またエモノが来たぜ。▽

ケケケ。
殺っちまいな!!▽


ケケケ。
ちょっとは楽しめそうだな!▽


ビリー、やられちまったよ。
ヤツら、突然襲ってきて……▽


ビリー
「なんてことだ……
 『教会』の武を司るエトーンが
 なす術も無く殺されている。▽


きょーかいのおにーちゃん、
どーしたですかぁ?▽
おへやからでていったきり
もどってこないですぅ。▽


外はどうなっとるのじゃ?▽
突然、黒ずくめの男たちが
襲ってきおった。▽
エトーンの方々が迎え撃って
くれておるが……▽


ねぇ、何がおこっているの?
ボク、こわいよ。▽


ビリー
「司教様!
 しっかりしてください。▽

お、お、ビリー……
無事であったか……▽
……粛清が……
粛清が始まった……▽
罪深き我々人類に
神の裁きが下される……▽

ビリー
「神の裁き?
 どういうことなのです、
 司教様!?▽

ビリー
「お亡くなりになられたよ。▽
 司教様は、僕になにを
 伝えたかったのだろう?
 粛清って一体
 何のことなのだろう?▽


教皇
「貴様ら、何者だ!▽

この期に及んで、
まだシラを切るか。▽

『教会』の長たる者が
往生際が悪いぞ。▽

教皇
「まさか、事が露見したのか!?▽

我らへの反逆、
その罪は死で償ってもらう。▽

教皇
「ぐあー!!

ビリー
「教皇様!!▽

ビリー
「きさまら……!!▽


な、何が起こっているというのですか?
あの黒ずくめの人たちは、見境なく
『教会』の人々を殺していくんですよ!▽


……………………▽

ビリー
「大丈夫ですか!?
 しっかりして下さい!▽

知らな……い……
私は……何も……▽
こ……れ……以……上
しゃべる……ない……▽


▼PT順2番目のキャラ

エリィ
「さあ、気をしっかり持って!
 安心しなさい。
 私たち助けに来たのよ!▽

シタン
「さあ、気をしっかり持って!
 安心なさい。
 我々は味方です!▽

バルト
「おい!
 しっかり目ぇ開けよ!
 俺達が外へ出してやるから!▽

リコ
「おい!
 気をしっかり持て!
 俺達は味方だぞ!▽


…………?
……………………………!▽

シ…………シェバ……ト……▽
シェバ……トへ
れ……れんら……く……を……▽


▼PT順3番目のキャラ

エリィ
「“シェバト”!?
 この人……“シェバト”の人なの!?▽

シタン
「“シェバト”!?
 あなた……
 “シェバト”の方ですか!?▽

バルト
「“シェバト”だぁ!?
 おい……今こいつ
 “シェバト”って言ったのか!?▽

リコ
「“シェバト”!?
 こいつは“シェバト”の
 人間なのか?▽


…………▽


▼PT順2番目のキャラ

エリィ
「ひどい傷だわ。
 このままじゃ、危ないわよ。▽

シタン
「これは、ひどい傷ですね。
 このままでは、命が危ない。▽

バルト
「ひでぇ傷だな、こりゃ。
 手当てしないと、ヤバいぜ。▽

リコ
「ひどい傷だ。▽


▼PT順3番目のキャラ

エリィ
「ユグドラシルに連絡して
 助けに来てもらいましょう。▽

シタン
「ユグドラシルに連絡して
 救助をたのんでおきましょう。▽

バルト
「ユグドラに連絡して
 救けに来させようぜ。▽

リコ
「ユグドラシルに連絡して
 救助させよう。▽


…………▽

ビリー
「この人の事はユグドラシルに
 連絡してあるから大丈夫だ。
 先を急ごう。▽


ビッグジョー
「おお、心の友よ!▽

ビッグジョー
「こんなところまで、
 このビッグジョー様を助けに
 来るたぁ、感心、感心。▽
 きっといつか、今日オレ様を
 助けたことを自慢する日が
 くるぜ!▽
 じゃ、
 アディオス・アミーゴ!▽


▼最奥の扉

ビリー
「このドアは、
 ロックされていますね。▽


ビリー
「位置からして、
 大聖堂の真下辺りか……▽
 ということは、
 ひょっとしてここは
 『教会』のデータバンク?▽


▼PT順3番目のキャラ

エリィ
「間違いないわ。
 ここは『教会』のデータバンクね。▽

シタン
「間違いないでしょう。
 ここは『教会』の
 データバンクですね。▽

バルト
「データバンクだって?▽

リコ
「データバンクだと?▽


▼PT順2番目がバルトかリコ

バルト
「とにかく俺達だけじゃ
 調べきれないな。
 みんなにも来てもらおう。▽

リコ
「ともかく俺達だけじゃらちが
 あかん。
 他の連中を呼ぼう。▽


▼PT外のエリィ>シタン>バルト

エリィ
「間違いないわ。
 ここは『教会』のデータバンクね。▽

シタン
「間違いないでしょう。
 ここは『教会』の
 データバンクですね。▽

バルト
「そうみたいだな。
 驚きだぜ。▽


ビリー
「このデータバンクには『教会』に
 関する全ての情報が納められている。
 過去から現在に至るまでの、ね。▽
 僕らは絶対に入ることを
 許されない施設。
 ここには教皇クラスの人間しか
 入れないようになっている。▽

バルト
「……にしても、
 すげぇ設備だな、こりゃ。▽

シタン
「しかし、これだけの設備は
 ソラリスにもそうはないですよ。
 なぜ『教会』がこんな設備を?▽

エリィ
「……違う。
 これ、ソラリスの設備よ。▽

バルト
「ソ、ソラリスだあっ!?▽

エリィ
「変な声出さないで。▽
 こんな最新型の設備、
 世界広しといえど
 ソラリスしか生産できないわ。▽

リコ
「何者かに突如襲われた『教会』。
 その地下にはソラリスの設備。▽

シタン
「……事象が、入り組んでいますね。▽

バルト
「なんなんだ、ここは?▽
 おい、ビリー!
 てめぇ、
 何か知ってるんじゃないのか!▽

ビリー
「そんな、僕に聞かれたって……
 ここに来たのは初めてだし……▽

リコ
「調べてみるか。▽


バルト
「先生、その表示は何なんだい?▽

シタン
「どこかの通信記録のようですね。
 何か手がかりをつかめるかも。
 ちょっと待っていてください……▽

シタン
「よし。
 これでリストを転送できますよ。▽

イグニスの紛争状況。
第37次武器供与
アヴェD2レベルのギアをD3に。
キスレブD2レベルのまま現状維持。
均衡状態4対6。
イグニス管区教皇、シャーカーン皇より報告。
不確定因子の介入により補正が必要。
計画進行率3割減退。

キスレブD区委員会からの
報告第50224。
各バトラーのデータ転送。
Aクラスバトラーの生体状況
配置予定のY型デミヒューマンへの適応率
以上のデータを本国に転送……

キスレブD区委員会からの報告第50227。
ジークムントによる総統府からの
『教会』勢力放逐によって調整が難航。
然るべき後にジークムントの消去を予定。
実行に関してはバトリング被験体リカルドを使用。
許可を求む……

バルト
「なんだ、これは!?
 『教会』がなんだって
 こんな事を調べている?▽
 しかも、あのシャーカーンが教皇!?
 奴は17年前『教会』から
 放逐されたんじゃなかったのか!?▽

リコ
「定期的に報告を入れている
 ところを見ると
 そうではないようだな。▽

エリィ
「見て、こっち!
 各地と教会との交易で
 集められた資材の行方。▽
 全部ソラリス本国へ
 移送されているわ。▽

ビリー
「し、しかし、
 なぜ『教会』が
 ソラリスに物資を!?▽

エリィ
「それは……
 わからないわ。▽


▼エリィがPT外

バルト
「こっちにも端末のスイッチがあるぞ。
 …………ん?
 なんだ、この文字は? 読めねぇぞ。▽


エリィ
「これは、ソラリス語……
 それも暗号化されたものだわ。▽
 ちょっと待って……
 ええと……
 なんだろ……
 …………▽

バルト
「早くしろよ。▽

エリィ
「もう!
 待ってって言ってるでしょ!
 難しいのよ、口語体に訳するのは。▽
 ええと……
 ……ラムズ……
 大戦……崩壊……。
 再教育……▽
 ……戦後復興計画……基づく……、
 各ゲート基幹部の設置予定を……▽
 ……ラムズ……
 02〜04をイグニス……
 05〜08をアクヴィ……
 11〜16は均等分布……▽
 その実行……
 ……組織として『教会』を設立。
 管理を元老……会議とする……
 ガゼルによる管理!?▽
 『教会』が!?▽

バルト
「へ?▽

リコ
「『教会』は、ソラリスの下部組織。
 そういう事だな。▽

バルト
「つまりは……
 どういうことなんだよ?▽

エリィ
「要約すると、こうよ。▽
 過去……500年以上前に、
 ソラリスと地上との間で
 大規模な戦争が起こったらしいの。
 結果がどうなったのかは不明だけど。▽
 終戦後、地上人が再び造反することを
 恐れたソラリスは『ゲート』を、
 つまり、ソラリスと他の地上世界との
 空間を分かつ障壁をつくった。▽
 そのゲートで囲われた世界の内側に
 地上人を種族別に住まわせ、
 これを管理した。▽
 そして、実際の管理組織として
 『教会』を設立した。▽
 『教会』はガゼルの法院と呼ばれる
 ソラリスの最高統治機関が管理する。
 つまり『教会』は
 ソラリスの下部組織というわけ。▽
 地上で発掘された遺跡資源や
 生産物資は『教会』を通じて
 ソラリスへ運ばれた。
 労働力たる人的資源も含めて、ね。▽
 地上とソラリスの窓口なのよ、
 ここは。記録によると、
 かなりの物資と人がソラリスへ
 移されたことになってるわ。▽

リコ
「つまり、俺達は『教会』によって
 管理されていたというわけだ。
 他には?▽

エリィ
「後は大体、その後の人口分布や
 発掘状況の記録ね。▽
 やたらと子細な種族ごとの
 生体データが気になるけど……▽

シタン
「こちらも最近の記録ですが、
 これもかなりの数の人間が
 ソラリスへと移送されていますよ。▽
 ……移送された人々のほとんどが
 『教会』に救済を求めて
 やってきた人のようですね。▽

ビリー
「そんな、ばかな!
 僕はそんな事、
 何も聞かされちゃいない!▽

リコ
「……では、以前見たような、
 ここに救済を求めてやってきた
 連中のその後は?▽

ビリー
「僕のように、エトーンに……▽

バルト
「それで全部じゃねぇだろ?
 エトーンにならなかったヤツは
 どこに行ったんだ?▽

ビリー
「え……?▽

バルト
「決まり、だな。
 どうなんだ、エリィ?▽

エリィ
「確かに、ソラリスには地上人を
 収容する施設があるわ。▽
 第三級市民層。
 そこには労働力として、
 定期的に地上から様々な種族の
 人が送られてきていたわ。▽

リコ
「ここがその労働力の出所、
 というわけか。▽

ビリー
「そんな……
 そんなことって……▽

ビリー
「たとえ、それはそうとしても、
 一体誰が教会の人間を!?▽

シタン
「これが、その答えかも
 しれませんね。▽

ビリー
「え?▽

シタン
「第44次サルベージ計画。▽

バルト
「第44次サルベージ計画?
 それって、タムズの艦長が
 言っていたヤツじゃねぇのか?▽

シタン
「『教会』が率先して行っていた
 この計画だけは、ソラリスと
 リンクしていない。▽
 まったくの独立した計画に
 なっているようです。
 始まったのは……19年前から。▽
 データを表示しますよ。▽

……推定4000年前に海底に沈んだ
都市文明ゼボイムの最終調査完了……。▽
百数十回に及ぶ試掘によって、
その都市区画中枢部の存在判明……。
本発掘予定は…………▽

シタン
「どうやらこの記録によると、
 アクヴィの地下に、超古代文明の
 都市が眠っているようですね。▽
 かなりたくさんの試掘が行われ、
 大量の遺跡資源が発掘されています。
 生物兵器……反応兵器……
 なるほど、これが目当てですか。▽
 状況判断にすぎませんが、
 おそらく『教会』の目的は
 主……ソラリスからの離反。
 そして、世界を支配すること。▽

リコ
「離反……
 世界支配……
 とんでもない話だな。▽

シタン
「その存在も、得られた成果も
 報告していないところを見れば
 『教会』の真意は明らかです。▽
 『教会』は超高度文明を
 独占して、反乱を計画していた。
 まあ、よくあることですよ。▽

エリィ
「じゃあ、この襲撃は
 ソラリスが?▽

シタン
「多分、そうでしょう。▽
 先に行きましょう。
 まだ何かあるはずです。▽

ビリー
「『教会』は……
 僕の『教会』は……▽

バルト
「おい、ビリー!
 いつまでそうしている?
 しっかりしろ!▽

シタン
「全ては状況証拠による
 推測にすぎません。▽
 真相は、あなた自身の
 目で確かめるのです。▽


▼キャラ名はPT構成で変化

エリィ
「私たちは、このまま奥に行くわ。▽
 先生とリコは
 あの“シェバト”の人を
 ユグドラシルに収容して。▽

エリィ
「あなたたちは、
 このまま奥に行って。▽
 私とバルトは
 あの“シェバト”の人を
 ユグドラシルに
 収容するわ。▽


▼シェバト工作員を助けてない

エリィ
「データベースを調べていたら……▽
 どうも『教会』に捕らえられて
 いる“シェバト”の人がいる
 みたいなのよ。▽
 私たちは、このまま奥に行くわ。▽
 先生とリコは、その人を
 救助してユグドラシルに
 収容して。▽


ビリー
「……僕は……
 まだ信じられない。▽
 『教会』がこんな得体の知れない
 組織だったなんて……
 今まで、僕の信じてきたものは
 一体なんだったんだ?▽

だからあの時言っただろう?
君は、僕たちと居るべきだって……▽

ビリー
「ベ、ベルレーヌ!?▽

ベルレーヌ
「けがれてしまったね、ビリー。▽
 『教会』を出て、何ら信仰心など持たぬ輩と
 触れ合うことによって、本当にけがれた者の
 姿が見えなくなってしまったんだね。▽
 信仰の為に生きてきた昔の君からは
 とても考えられないよ。
 僕たちのようにしていれば良かったんだ。▽
 でも、大丈夫さ。僕が浄化してあげる。
 君は、僕の中で生きるんだ。
 死を以て僕とひとつになろう……▽

ベルレーヌ
「何だ!?▽

ベルレーヌ
「き、貴様は……▽

ビリー
「親父っ!
 何てことをするんだ!▽

ジェシー
「このタコ。何をあわててんだ。▽
 スタン弾だよ、スタン弾。
 ちょいと眠ってもらっただけだ。
 そんくらい、激発音で判断しろって。▽
 それに、
 こいつらは『教会』の人間じゃねぇ。▽

ジェシー
「見ろ!▽

ビリー
「その印は!▽

ジェシー
「そうだ。
 こいつらはソラリスの工作員だ。
 恐らくは、ストーン配下の暗殺部隊。▽
 『教会』の人間全てを消去するって
 情報を聞いたんで、
 すっとんできたんだが
 間に合わなかったようだな。▽
 『教会』の人間は、
 サルベージ計画とやらで
 出払っていた者以外、
 みんなやられちまったみたいだぜ。▽

ビリー
「ベルレーヌ達が
 司教様の暗殺部隊!?
 いいかげんなことを言うなよ!▽

ベルレーヌ
「そうさ……
 ぼくたちは、司教様のしもべ。▽
 堕落した聖職者と罪人に断罪を下し、
 悔い改めさせるのがその使命なんだ。▽

ビリー
「ほんとうなの、ベルレーヌ?
 何故『教会』の人たちを!?▽

ベルレーヌ
「教皇たちなど、死んで当然。▽
 ソラリスから課せられた
 “『教会』としての責務”を放棄し、
 世界を支配するという欲望。▽
 そのような欲望にとりつかれた時から
 彼らの死は決まっていたんだ。▽
 それだけじゃない。▽
 孤児、難民の救済……
 はためには慈善に見えるだろうさ。▽
 その実、ここに囲われている
 少年や少女たちは、
 教皇や司教たちが己の欲望を満たす
 手段として使われていたのさ。▽
 己の欲望におぼれる。
 これは“聖職者にあるまじき”行為。
 あんな、けがれたやつらに
 神の代弁者たる資格はない。▽
 だから、僕たちが浄化して、
 その罪をつぐなわせたんだ。
 司教様のご指示でね。▽

ビリー
「それが事実だとしても、
 ぼくたちには勝手に人を処罰する
 権利なんてないはずだ!▽
 審判は神が下されるもの。
 そう教えられたじゃないか!▽

ベルレーヌ
「神だって?
 そんなものが、どこにいるというんだい?▽
 君も、もう知っているんだろう?
 この『教会』の成り立ちを。▽
 愚かな地上の人間たちを管理する為だけに
 はるか昔ソラリスによって作られた組織。▽
 その教義は、大衆を統べるための
 まやかしさ。▽
 『教会』は“信仰”と“技術”という二つの
 甘い果実を使い分け、地上世界の情勢を
 巧みに操作していたんだ。▽
 操作された衆愚は、ただいたずらに戦争を
 繰り返すだけだった。▽
 やがてその戦争から得られた“ヒト”そして
 “兵器”の戦闘データは、ソラリス本国へと
 送られ……▽
 地上世界統治の為の一助とする為に解析
 された。▽
 そうやって引き起こされた戦争は、様々な
 心理的あつれきを生んだ。▽
 だけどそれは神への信仰……救済という
 形をとって、和らげられていたんだ。▽
 システムとしては、良く出来ていたよ。
 だが、管理者の適性は最低だった。▽
 それとも君は、信心深い神のしもべを
 演じていれば、いつかはきっと
 偉大な神が応えてくれると思っていたのかい?▽
 そんなものなど、
 “最初からなかった”のだよ。▽
 それに、君はまだわかっていないようだが、
 君だって、僕たちと同じように
 “罪人を断罪していた”のだよ。▽

ビリー
「僕が、
 断罪を下していた?▽

ベルレーヌ
「そうさ。
 君が日頃、その手にかけていた……▽

私の至福の楽しみを奪うつもりかね?
ベルレーヌくん。▽

ベルレーヌ
「がはっ!!▽

ビリー
「ベルレーヌ!
 しっかりしろ!▽

ベルレーヌ
「ビリ………▽

ベルレーヌ
「ぐわっ!▽

ビリー
「ベルレーヌ!
 ベルレーヌ!▽

ストーン
「無能でおしゃべりな人間などに
 生きている資格はないのですよ。▽

ビリー
「司教様!
 なぜベルレーヌを!▽
 司教様は一体何をしようと
 しておられるのですか!▽

ストーン
「私は、ソラリスから派遣された
 地上の粛清官▽


▼PT順3番目のキャラ

エリィ
「粛清官?▽

シタン
「粛清官?▽

バルト
「粛清官だって?▽

リコ
「粛清官だと?▽


ストーン
「『教会』での司教の地位は
 私が地上で活動するための
 便宜的なものにすぎない。▽
 ソラリスの下部組織として創設され
 地上人の管理という責務を
 与えられていた『教会』。▽
 その『教会』は、長い年月の間に
 自らにとって都合のよい勝手な教義を
 定義し、衆愚を集め、その信仰の
 対象としての神を作り出した。▽
 そして、事もあろうに
 ソラリスからの離反までも
 くわだてていたのだ。▽
 我々の制御を脱し、
 反旗をひるがえそうとするものは
 処分しなくては、ね。▽
 その「処分を行う者」として
 用意されたのがエトーンなのです。▽
 私が『教会』内で創設した組織、
 <罪をあがなう者>エトーンとは
 表向きは地上にはびこる
 「死霊<ウェルス>」の処分が目的。▽
 しかし、本来の目的は、ちがう。
 裏ではベルレーヌ達のような
 適任者を選出し、堕落した『教会』の
 人間の監視、処分を行っていた。▽
 早くに『教会』から離れたあなたは、
 それを知る機会がなかった。▽
 ……というより、私が
 知らせなかっただけです。
 あなたには“別の役割”を演じて
 もらわねばならなかったのですから。▽

ビリー
「別の……役割!?▽

ストーン
「ビリー。
 世の中には知らないほうが幸せな
 こともあるんですよ。▽
 嘘もまやかしも、その本当の姿、
 システムのカラクリさえ知らなければ
 ある人にとっては
 真実となり得るのです。▽
 現に、君や地上の人間にとって
 『教会』の用意した<神>と<信仰>
 そういったシステムは
 真実そのものだったでしょう?▽

ビリー
「教えて下さい!
 役割ってなんなんです!?▽
 ベルレーヌの言っていた、
 断罪とは一体何の
 ことなんですか!?▽

ストーン
「知りたいのですか?▽
 君は真実の重みに耐えられますか?▽
 ビリー、君がその重みに
 耐えられるのであれば、
 お教えしましょう。▽

ビリー
「…………▽

ストーン
「君が、迷える魂の救済と信じて
 行っている死霊<ウェルス>の浄化。▽
 それも、ソラリスが作り出した
 支配システムの一つなのですよ。
 君が、救済と信じて行っている
 その行為は……▽

ジェシー
「よくもまぁ、ペラペラと
 下らねぇことをしゃべりやがる。▽

ビリー
「親父!▽

ジェシー
「貴様、あの頃と
 全く変わっちゃいねぇな?▽
 え? スタイン!?▽

ビリー
「スタイン?▽

ストーン
「懐かしい名だ……▽
 その名を聞くと
 “この身体に刻まれた傷あと”の
 甘美な痛みがあざやかに
 よみがえってくるよ。▽
 なあ、ジェサイア。▽

ジェシー
「ふん。
 脳ミソのいかれ具合も
 相変わらずだな。▽
 答えろ!
 何故
 “こんなまだるっこしいやり方”
 をしやがった!▽

ストーン
「答えるまでもない。
 これは“私にとっての生き甲斐”
 なのだ。▽
 当然、貴様のもだえ死ぬさまを
 見ることも、だ。▽
 この場で貴様の体を切り刻み、
 そのハラワタを引きずり出したい
 衝動に駆られるが、
 実はそうもしていられなくてな。▽
 私はこれから向かう所がある。
 貴様のことよりもそちらの
 “任務”のほうが優先なのだ。
 ここで時間をつぶすわけにはいかん。▽

ジェシー
「行かせんぞ!
 スタイン!!▽

ストーン
「貴様らごとき虫ケラに
 邪魔をされるわけには、いかん。▽

ストーン
「それまでの間、
 彼等に足止めをしてもらう
 ことにしよう。▽

ビリー
「司教様っ!▽

ストーン
「では、失礼。
 なにかおっしゃりたいことが
 あるようでしたら、後程。▽
 お待ちしていますよ、
 ビリー。▽


ジェシー
「待て、スタイン!!▽


ジェシー
「ひと足、おそかったようだな。
 スタインの奴は……▽

ジェシー
「あそこだ。▽


▼PT順2番目のキャラ(2番目がシタンなら3番目)

エリィ
「なんて巨大なギアなの!▽

バルト
「なんだ!
 あの巨大なギアは!?▽

リコ
「こんな巨大なギアは
 見たことがないぞ!▽


▼以降、シタンがいると最後の行が追加

ジェシー
「ソラリスの機動ギア
 アルカンシェル。▽
 だったよな? ヒュウガ。▽


▼PT順3番目のキャラ

エリィ
「機動ギア、ですって?▽

シタン
「え?
 ええ、まあ。▽

バルト
「機動ギア!?
 なんだい、そいつは?▽

リコ
「あんな巨大なギアが
 飛べるのか!?▽


ジェシー
「ナリがデカい分、動きがとれねぇから
 ギアに乗ってりゃ難儀はしねぇが、
 その分火力だけは折り紙付き。▽
 船なんかのデカい目標だったら
 ドカン! とイチコロさ。▽
 だったよな? ヒュウガ。▽


▼PT順2番目のキャラ

エリィ
「ちょっとまってよ!
 それじゃあ……▽

シタン
「ええ……。
 多分……。▽

ジェシー
「ってー訳だ。▽

シタン
「え?
 ああ……そうですね。▽
 ……でも、待って下さい。
 ということは……▽

バルト
「おいおいおいっ!
 それじゃあ!?▽

リコ
「待て。
 それじゃあ!▽


▼PT順3番目のキャラ

エリィ
「このままじゃ、船長達が危ないわ!
 あの人たちは何も
 知らされていないのよ!▽

シタン
「このままでは、タムズ船団が
 危険です!▽
 彼等は何も知らされていない
 はずですから!▽

バルト
「このままじゃ船長達が危ない!
 連中は何も知らされていないんだ!▽

リコ
「ああ、タムズ船団が危険だ。
 連中ではあのギアに対抗できまい。▽


ビリー
「ユグドラシルなら、
 あのギアに追いつける
 と思います。▽
 急いで、タムズ船団の方々を
 助けに行きましょう。▽


教会、及びタムズ船団補足。
南方の海上を航行中。
全速航行で約1時間で
捕捉出来ます。▽

シグルド
「よしっ!
 タムズへ向けて針路を取れ!▽

アイアイサー!!▽

副長!
レーダーが……!▽

シグルド
「何だ!?▽

レーダーがとてつもなく
巨大な物体を探知!
船団の直上に現れました!▽

バルト
「まさか、ストーンがもう!?▽

いえ、あれより遥かに巨大です!
推定で2000シャールは
あります!▽

ビリー
「そんな巨大なものが……。
 一体何が起ころうと
 しているんだ……。▽


「課せられた責務だけを
 果たしておればよいものを、
 要らぬ欲なぞ出しおって。▽

「勝手な教義、
 信仰……、
 問題だな。▽

「狂信者に感化された
 組織など無用。▽

「寄る辺を求めるは
 人の常だ。▽

「だが、過ぎたるはなお、
 及ばざるが如し。
 訓戒が必要だ。▽

「もとより打ち捨てられる
 運命にある組織。
 今更どうなるものでもあるまい。▽

「左様。
 存続させたところで
 得るものはない。▽

「最早、十分その役目は
 果たしてくれた。
 現在“各地の処理中”だ。▽

「アクヴィの処理は
 スタインが指揮しておる。▽

「“因縁の処理”
 も含めてな。▽

「それも今の一矢で
 片付いたのではないか?▽

「それにしても、カレルレン……
 御大層なことだ。
 たかが分子機械。
 何をそれ程入れ込むのか。▽

「“ヒト”も“機械”も
 我等にとっては同義。▽

「そう。
 どちらでも同じこと……。▽



    

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