台詞集

とまどい 砂漠の街ダジル




フェイ
「ここが……、
 ダジルの街……。▽

シタン
「ええ、そうですよ。
 ここが砂漠の街、ダジルです。▽

フェイ
「活気にあふれた街だな。▽

シタン
「ここは、アヴェにおける
 遺跡発掘の拠点ですからね。▽
 遺跡に眠る資源を求めて、
 各地から多くの人々が
 集まって来ているのですよ。▽

シタン
「この街ならば、アヴェやキスレブの
 動向もつかめるでしょう。▽
 それに、ヴェルトールの修理も
 しなくてはいけませんからね。▽

フェイ
「ヴェルトールの修理……。▽

シタン
「ええ。
 壊れたパーツを交換してあげないと、
 ヴェルトールは動けませんからね。▽
 確か、街の南端に『教会』の工房が
 あったはずです。
 行ってみましょう、フェイ。▽

フェイ
「そうだな。
 行こう、先生。▽


▼工房へ行く前にレンタルショップに行った

ん? 新顔さんだね。
あなたたちも、サンドバギーを
借りに来たのかい?▽

フェイ
「サンドバギー?▽

シタン
「サンドバギーとは、
 砂漠走行用の特殊車両の事です。▽
 砂にタイヤをとられることなく
 走ることが出来るので、
 砂漠で遠出をするときには
 欠かせないものなんですよ。▽

残念だけど、今バギーは
全部出払ってしまっていてね。
しばらく待ってもらえないかな?▽
もうしばらくしたら、
ハンターに貸していたやつが
戻ってくるのだけど。▽

シタン
「そうですか。
 それでは、また後ほど。▽

すまないね。まだ戻ってこないんだ。
もうしばらく、
待ってもらえるかな。▽


フェイ
「へぇ〜
 これが『教会』の工房なのかい、
 先生?▽

シタン
「ええ、そうです。
 ギアの修理を行える唯一の場所、
 それが、『教会』の工房です。▽
 さあ、フェイ。
 ヴェルトールを修理するのに
 必要な部品を頼みましょう。▽
 時は金なり、と昔から
 言いますでしょう?
 やらなくてはならないことは、
 早めに済ませてしまいましょう。▽


ん?
何かご用ですか?▽

シタン
「お忙しいところを
 申し訳ありません。▽
 われわれのギアが
 故障してしまいまして。
 修理したいので、パーツを
 売っていただきたいのですが。▽

なるほど、それはお困りでしょう。
パーツの型番を教えていただけますか?▽

シタン
「X−29型インジェクションの
 バイパス回路に使う部品を
 探しているのですが……。▽

X−29型のインジェクション?▽
そんな、最新型の軍用ギアにしか
採用されていないパーツの保守部品は
この工房には置いてませんね。▽
そういった特殊なパーツは、
イグニスの『教会』管区本部に
発注しないと手に入らないですよ。▽
この工房は、民主用のギアを
補修するための施設ですから……▽

シタン
「そうですか。
 お忙しいところを
 申し訳ありませんでした。▽

お役に立てなくて、
申し訳ない。▽


フェイ
「…………
 先生、話があるんだけど、
 いいかい?▽

シタン
「ええ。
 私はかまいませんが。▽


シタン
「フェイ、
 それで話とはなんでしょうか?▽

フェイ
「…………。
 なあ、先生。
 ヴェルトールのことなんだけど……▽
 パーツも見つからないことだし、
 あれ、直さなくても
 いいんじゃないかなぁ。▽

シタン
「修理しない?
 それはまた、どうしてですか。▽

フェイ
「あのさ、とりあえずダジルまでは
 来れたわけだろ?
 もう、ヴェルトールは必要ないよ。▽
 おれ、考えたんだけどさ、
 あの事件のほとぼりが冷めたら、
 ラハン村に戻って
 村の再建を手伝いたいんだ。▽
 今のおれが出来ることって
 それくらいだから…………。▽

シタン
「…………そうですね。
 フェイがそうしたいのなら
 それもいいでしょう。▽
 しかし、ヴェルトールは
 あの場所から移しておいたほうが
 いいと思いますよ。▽

フェイ
「あいつを動かす?
 なぜだい、先生。▽

シタン
「これは、
 私の推測でしかないのですが……。▽
 あの晩の事件は、
 ゲブラーの特務部隊が
 キスレブ軍のギアを奪ったことが
 原因なのではないでしょうか。▽

フェイ
「特務部隊……
 エリィたちのことか!▽

シタン
「そうです。▽
 村で破壊された機体を調べてみて
 わかったのですが、
 ゲブラー兵の乗っていたギアは
 キスレブ製のものでした。▽
 それも、キスレブ軍の
 追撃部隊が乗っていたものよりも
 新しい技術を盛り込んだ
 機体だったのです。▽

フェイ
「新しい技術?▽

シタン
「私が思うに、
 ゲブラー軍特務部隊の任務は、
 新型試作機の強奪。▽

シタン
「特務部隊の任務失敗は
 すでに王都にも
 伝わっていることでしょう。▽
 そして彼らは、キスレブの
 新型ギアの一部だけでも
 回収しようと、ラハン村方面へ
 調査隊を派遣するはずです。▽

フェイ
「待ってくれ、先生!
 村にはまだ、キスレブ軍が
 いるかもしれないじゃないか!▽

シタン
「そうです。▽
 そして、アヴェの調査隊と
 キスレブの追撃隊との間で
 小競り合いが起こるでしょう。▽
 そして、彼らの求める新型機、
 ヴェルトールが原形を
 とどめた形で放置されている
 のが見つかれば……▽

フェイ
「ヴェルトールをめぐって、
 両軍が激突することになる。
 それも、ラハン村の近くで。▽

シタン
「そういった事態を避けるためにも
 はやくヴェルトールをどこかに
 移動させた方がいいと思いますよ。▽

フェイ
「でも、動かそうにも、
 直せないんじゃ……▽

シタン
「確かにそうですが、
 ここでたそがれていても
 何の解決にもなりませんよ。▽
 幸い、ここは遺跡発掘の拠点です。
 何か情報があるかもしれません。
 案ずるより生むがやすし、です。▽


シタン
「これは、サンドバギーですね。▽
 …………
 そうだ、フェイ。
 ヴェルトールの部品を手に入れる、
 いい方法を思い付きましたよ。▽


▼レンタルショップ店主と話してない

 まずは、このバギーを
 貸してくれる人を見つけましょう。▽

フェイ
「サンドバギー?▽

シタン
「サンドバギーとは、
 砂漠走行用の特殊車両の事です。▽
 砂にタイヤをとられることなく
 走ることが出来るので、
 砂漠で遠出をするときには
 欠かせないものなんですよ。▽

フェイ
「で、先生。
 そのサンドバギーとやらで
 何をするつもりなんだい?▽


▼レンタルショップ店主と話した

 先ほどのレンタルショップへ
 行って、このバギーを
 借りることにしましょう。▽

フェイ
「先生、
 何をする気だい?▽


シタン
「まあ、
 私に任せておいてください。▽


▼レンタルショップ店主と話してない

ん? 新顔さんだね。
あなたたちも、サンドバギーを
借りに来たのかい?▽


▼レンタルショップ店主と話した

ああ、あなたたちかい。
お待ちかねのサンドバギー、
戻ってきたよ。▽
借りていくんだよね?▽


シタン
「ええ、そのつもりです。
 お借りできますか?▽

もちろんだよ。
キーはさしたままだから、
すぐに使えるよ。▽

シタン
「では、
 使わせていただきます。▽

シタン
「フェイ、私はこれから
 砂漠へ行って、あのギアに
 使えるパーツを探してきます。▽

フェイ
「砂漠に行く?
 先生、遺跡でも発掘するのかい?▽

シタン
「いま、砂漠ではアヴェ軍と
 キスレブ軍がにらみあっています。▽
 そして、遺跡をめぐって両軍の間で
 しばしば戦闘も発生している、
 そういうウワサです。▽

フェイ
「それとあのギアに
 何の関係があるんだい?▽

シタン
「戦闘エリアに転がっている
 軍事用ギアのスクラップを探せば、
 探している部品も見つかるでしょう。▽
(それに、ヴェルトールは
 キスレブ軍が作ったギアです。
 きっと、キスレブ製のギアから
 必要な部品を回収できますよ。▽

フェイ
「でも……▽

シタン
「フェイは心配性ですね。
 成さねばならぬ、何事も。
 そんなに心配しなくても大丈夫です。▽
 じゃあ、フェイは
 私が帰るまで、酒場ででも時間を
 つぶしていてください。▽

フェイ
「先生……▽

あんた、あの人を一人で
行かせてしまっていいのかい?▽
砂漠での紛争がおさまりつつある、
といっても、危険な場所である
ことに変わりないよ。▽
それに、潜砂艦に乗った海賊が
砂漠を旅する人を襲っている、
というウワサもあるしね。▽
そんな場所に、ひとりで行かせる
べきじゃないと思うけど。▽

はやく探しに
行ったほうがいいよ。▽


フェイ
「な、何だ!?
 あれはアヴェのギアか?▽
 ……
 先生が心配だな……▽

フェイ
「取りあえず、
 あのギアを追ってみるか。▽


フェイ
「先生、どこまで行っちまったんだ?
 あのギアも見失ったし……▽

フェイ
「何だ?▽

!!▽

フェイ
「な、何だありゃ……▽


フェイ
「別部隊?
 さっきの円盤の行った方へ
 向かってるのか?▽
 見失わないように
 追いかけないと……。▽


フェイ
「どこまで続くんだ? この砂漠。
 急がないと夜になってしまう……▽

フェイ
「いったい何が起こってるんだ?
 さっきの空飛ぶ円盤といい……
 先生……大丈夫なのか?▽

フェイ
「……
 ええい!

うわーーーっ!!

フェイ
「悪いな!
 ちょっと借りてくぜ!▽

ま、待てぇー。▽


?

フェイ
「な、何なんだよ、おまえら。
 た、たかだかバイク一台
 盗んだぐらいでおおげさな……▽

フェイ
「あ……!▽

シタン
「探しましたよ、
 フェイ。▽

フェイ
「先生!
 大丈夫だったのか?▽

シタン
「ええ、何とか……▽

!▽

シタン
「どうやら、ゆっくり話している暇は
 無さそうですよ。▽

シタン
「フェイ、早く!▽

フェイ
「いや、でも……▽

シタン
「フェイ、私では
 ヴェルトールの性能を十分に
 発揮できません、早く!▽

フェイ
「……わかった。▽


フェイ
「何とか……倒せたのか?▽

ふははははははは▽

フェイ
「な、何だ?▽

黒衣の男
「戦いを欲する血、
 やはり抗えぬようだな。▽


フェイ
『誰だっ!』

フェイ
『誰?
 ……そうだ…俺はお前をよく知っている……
 お前は殺した……あの人を……』

フェイ
『……あの人?』

フェイ
『いや、殺したのは……』

幼フェイ
『違う……ボクじゃない……
 ボクは……』

幼イド
『……臆病者
 お前だよ』


フェイ
「お前は……
 ラハンの!▽

シタン
「やはり……▽

黒衣の男
「我はグラーフ。力の求道者。
 フェイよ。▽
 お前の力、ラハンでとくと
 見せてもらった。▽

フェイ
「俺の力?
 一体何のことだ!▽

グラーフ
「我の目的遂行には
 より強大な力が必要なのだ。▽
 その力を目醒めさせる
 引き金として、我はかの地に
 そのギアを送り込んだ。
 お前と接触させる為にな。▽

フェイ
「引き金だと!?
 じゃあ、あれはお前が
 仕組んだ事だったのか!?▽

グラーフ
「そう。
 近しい者の死。
 それに対する無力な己。▽
 そこから生まれる哀しみ、
 心の叫び、それこそが
 力の引き金なのだ。▽

フェイ
「その為に……
 俺をギアに乗せる為だけに村を襲った
 というのか!?▽
 何故だ!
 村のみんなを犠牲にしてまで……▽

グラーフ
「知らぬな。▽
 己が課せられた天命を全うせず、
 ただ日々暮らすばかりの
 下民外道がいくら死んだとて
 我は何も感じぬわ。▽
 それに忘れたか?
 村を滅ぼしたのはお前自身では
 ないか。我は何ら手を下しては
 おらぬわ。▽

フェイ
「違うっ!!
 俺は村を、みんなを救おうと思った
 だけだ!▽
 滅ぼそうなんてこれっぽっちも
 思っていないっ!!▽

グラーフ
「果たしてそうかな?
 お前は聞いているはずだ。自身の
 本質、破壊を欲する欲動の声をな。▽

フェイ
「うるさいっ!▽
 たとえそうだとしても、
 その原因を作ったのは
 お前じゃないか!▽
 お前さえ来なければ、
 村はあんな事には
 ならなかったんだ!!▽

グラーフ
「ふん。今度は転嫁か。
 成る程、いかにも
 “お前らしい”台詞だな。▽
 それもよかろう。
 どのみちお前の本質は
 変わらんのだ。▽

フェイ
「くっ……▽

フェイ
「俺の力が必要だと言ったな?
 力を得てどうするつもりだ!▽

グラーフ
「知れたこと。
 母なる神を……
 滅ぼすのだ。▽

フェイ
「か、神を滅ぼす?▽

グラーフ
「そうだ神を滅するのだ。
 それが我等が目的。
 我等が天命。▽

フェイ
「ふざけるな!
 俺はそんなもんに手を
 貸す気はさらさらない!▽
 神だか何だか知らないが、
 そんなに滅ぼしたきゃ
 お前一人で殺ればいいっ!!▽

グラーフ
「ふふふふ。
 ……似ておるな。父親に。▽

フェイ
「父親?
 親父?
 お前、親父を知っているのか!?▽

グラーフ
「あれは……心地よい絶叫だった。
 我は感じ入った。死の際の
 絶叫とはかくも美しいものかとな。▽

フェイ
「親父に何をした!
 親父との間に何があったんだ!!▽

グラーフ
「ふん。知りたいか?
 だが今のお前がそれを
 知ったとて、仕方の無い事だ。▽

フェイ
「何っ!?▽

グラーフ
「お前のその力、未だ我の
 目的に能わず。▽
 能わぬものは適うまで試練を
 与えるが道理。▽

フェイ
「な、何だ?▽

フェイ
「!!
 何だこいつは!?▽

グラーフ
「さあどうする? フェイ。
 ここで倒れればそれまでのこと。▽
 何も知らぬが故に得られる幸せも
 あろう。だが、お前が真に望むは
 そうではなかろう?▽
 お前が望むもの……真実を
 知りたくば、他を滅し、己が力で
 我の高みまではいあがってみせい!▽
 そのときこそお前は、死への
 絶叫と引き替えに失われた全てを
 得ることになろう!!
 ふははははーっ!!▽

フェイ
「ま、待てーっ!
 まだ話は終わっちゃいないっ!!▽


シタン
「大丈夫ですか!?
 フェイ!▽

シタン
「フェイ!▽

フェイ
「……大丈夫……
 こいつは壊れたみたいだけど……▽

シタン
「いや、無事で何よりです。
 応急修理の機体故、いきなりの戦闘に
 無理がきたのでしょう。▽

フェイ
「……▽

シタン
「フェイ?▽

シタン
「こんな時に……▽

シタン
「フェイ、
 ここは大人しく……
 ……?▽

フェイ
「……▽

シタン
「フェイ?▽



    

前へ← 台詞集TOP →次へ

メール
Copyright © 2008 SQUARE ENIX CO., LTD All Rights Reserved