解説辞書


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アーネンエルベ
「この地に生まれた人々とともに、新たな地平へと歩み進む、来るべき神の人」。
カインは、ヒトに対して救済と破壊の両側面の力を持つ人物の出現と解釈し、接触者フェイがアーネンエルベであると判断した。
デウスシステムの構成部品として運命づけられたヒトを、その呪縛から解き放つことの出来る者。
しかし、それは救済であるのか、それとも全ての破壊による解放であるのか。
カインは接触者の力がどちらに向かうのかを見極めようとした。
それが救済となるならば、全てをその者に託し、世界の破滅ならば、その存在を消し去り、「福音の刻」の運命により、全ての人と共に滅びる。それがカインの意志であり、“贖罪”だった。
アイオーン
近接防御端末としてメルカバー内のデウスを守っている。
M計画によって造られたヒトを構成部品とすることでエーテル能力が備わり、さらにナノマシンによる自己修復機能を有している。
水・風・地・火・癒し・力・剣、という7つの属性に分かれた機体が存在。
「天使」という意味。
亜人
動物的な外見を持った人々の総称。
リコやハマーもその1人でキスレブでは迫害を受けている。
アニマの器
主素子ペルソナと共に生体電脳カドモニを構成する生体素子。
そこから分離し、外界の物質と融合、デウスの機動端末としての機能も持ち合わせている。
エルドリッジが自爆・墜落する際、各地へと散らばり行方不明となる。
ダン、ヨセフ、ガド、アシェル、ゼブルン、ユダ、ディナ、ルベン、シメオン、レビ、イサカル、ナフタリの12基。
ラテン語で「魂」を意味する。女性形。
アニムス
主素子ペルソナと共に生体電脳カドモニを構成する生体素子。
そこから分離し、外界の物質と融合、デウスの機動端末としての機能も持ち合わせている。
ペルソナの生体素子維持プラントによって、原初の人(カインら)として形態を変化させられる。
ヒト型の生体にしたのは、デウスを復活させるための実働部隊を必要としたから。
ラテン語で「魂」を意味する。男性形。
牧羊者<アバル>
ソラリス人が、自分達を指して使う言葉。
死霊<ウェルス>
成仏できず、生者に災いをもたらすモンスターとして忌み嫌われているが、その正体はソラリスでの様々な実験の過程で生まれた被験体。
ウロボロス環
エリィのイントロン情報に描かれている環。
この環が繋がっている状態が非覚醒状態であり、環が断ち切られることでミァンへと覚醒する。
ウロボロス環とは、自我が成立する過程を象徴するもので同じ状態を指す言葉が「大母」。
“ウロボロス”とは、自分の尾を咥えた蛇のこと。
自らを養うその姿は、心理学的には自我が成立する以前の葛藤の無い状態、集合的無意識を指す。
まだ自分で物事を判断出来ない、自意識と事実の差異に葛藤することの無い幼年期の状態。
自我が成立すると、無意識から脱却するためにこの環を断ち切る必要性が生じる。
それは自己の意識世界の成立。物事の判断基準が生まれ、その判断基準を超越する事実への葛藤が始まる。
「大母」は、子供がこの環を断ち切る(自我の成長)過程において、それを阻害する母親を象徴する言葉。
エーテル
アクセスした能力者の描く結果像を、ゾハルに事象変移させる能力。
ゾハルとスレイブジェネレーターの関係に似ているが、単にエネルギーを充当するだけのそれとは違い、能力者が直接ゾハルと交信するので、より細かい要請が可能。
また、スレイブジェネレーターは定格以上のポテンシャルを引き出せないのに対し、エーテルは場合によっては限界の無いパワーを現実に出来る。
イドやグラーフなどが素手でギアを倒すという、脅威の力の源がそれに当たる。
エアッドシステム
エーテル力を反映し飛行する無人随伴攻撃デバイスと、そのコントロールシステムの総称。
回避がほぼ不可能な全包囲攻撃が可能だが、エーテル力を推進から攻撃にまで利用するため、1度の攻撃で莫大なエーテル力を消費する。
そのため搭乗者は並外れて高いエーテル力の持ち主で、且つ自身の力をコントロールできなければならない。
搭乗者が不適切な場合、攻撃デバイスを分離できない安全装置が備えられている。
エルルの悪魔
ラムサスが、イドを指して使う言葉。
グラーフに連れ去られたフェイ(イド)は、グラーフによって暗殺者としての訓練を受ける。
ソラリスのエルル大粛清時に忽然と出現し、エルルを壊滅。ソラリス軍をも崩壊させている。
エレメンツ
ユーゲント時代にジェサイアとラムサスが発足させた精鋭集団。
当時は2人の他に、ラムサスが執り成したヒュウガとシグルドの4人で構成されていた。
ラムサスは階級による束縛を排除し、個人の能力が重視されることを理想としていた。
それを実現させるために組織したのがエレメンツで、彼の意志に賛同したのが3人だった。
しかし、シグルドの離反とジェサイアの逃亡により、本来の目的は失われる。
ラムサスの守護天使就任、ゲブラー総司令官着任に伴い、ラムサス直属の近衛部隊となり、ユーゲントで卓抜した能力者を選出、エレメンツ候補生として英才教育が施されるようになった。
現エレメンツ4人は全てラムサスの手で集められた。
また、エリィもユーゲント在籍時は候補生であり、ドミニアやケルビナと交友関係があった。
臆病者
フェイの基礎人格。
出生から3歳までは、ごく普通の家庭でごく普通に育てられた。
当然、人格の分裂などは起こっておらず、本来のフェイである基礎人格のみ。
――母カレンによる接合実験
4歳の時、母カレンのミァン因子が覚醒。
フェイが接触者と気付き、覚醒のために精神接合実験を繰り返す。
接合の為に人々が目の前で死にゆく光景は、幼いフェイに大きな精神的苦痛を与えた。
父に伝えても取り合ってくれず、苦痛を全て肩代わりさせる為の代理人格を形成。
基礎人格から解離させ、別人に体験させることで、耐え難い苦痛から逃れようとした。
――母カレンの死亡
フェイと融合するためにグラーフが来襲。カーンと対戦し、重傷を負わせる。
母に助けを求めるが、母は静観。その状況に耐えられなくなり、力を暴走させ母が死亡。
「母を殺した」事実に衝撃を受け、代理人格をステージに上げ、その責任を押し付けた。
その後、母の思い出…愛情に満ち、幸福だった頃の思い出だけを抱え、深層意識の“殻”に閉じ篭る。
この時、母カレンが最後にフェイを身を挺して庇った事実をも殻の中に閉じ込め、イドに対してそれを開示することをしなかった。
ギア・アーサー
「人の手によるもの」と訳され、人によって造られた人型機械の総称。
ギア・バーラー
「神の手によるもの」と訳され、太古、神の知恵によって創られた巨人と伝えられている。
アニマの器が同調者を得て、ギアと融合することによって生まれる戦闘兵器。
デウスの機動端末としての役割も担っている。
操縦桿による操作ではなく、動きをイメージすることにより動作する。
また、精神の同調率の高さによってその強さを増す。
EはEl(エル)と読み、神という意味。
ゲーティアの小鍵
ヒトは原初の時から、デウスの部品となるべく、遺伝子操作が施されてきた(M計画)。
これらの人々は、構築人種「スファラディー」と呼ばれ、メルカバー本体や端末戦闘兵器になることを運命づけられている。
この鍵は、デウスの構成部品であるヒトを本来の姿に還元するシステムの発動キー。
デウスが復活するその時に使用することが定められている。
名称はソロモン王の秘宝。黄泉の国への扉を開く鍵より。
障壁<ゲート>
ゾハルの持つ一特性「絶対客観空間」を応用した空間歪曲防護壁。
複数の展開用端末を要所に設置することにより、大陸規模の空間閉鎖も可能。
各ゲート間の境界は1つの閉じた空間で、これを利用し、別の地点へ短時間で移動することも可能で、イグニスで撃墜されたゴリアテがアクヴィエリア現れたのも、墜落によって暴走した障壁発生器<ゲートキーパー>によるもの。
崩壊の日後、ソラリスは隔たれた空間の中に地上人を入植させ、管理している。
ゲートキーパー
ゲートによる歪曲を無効にする装置。ゲート発生装置に囲まれた空間に干渉可能。
ゲブラー
総司令官ラムサスを頂点に構成されている軍事組織。
主な役割は地上の監視と粛清。ただ、任務によっては地上勢力への一時的な政治関与といった、直接干渉をすることもある。
また、天帝の直轄機関である為、ソラリス政府の法規を執行する権限を持っている。
組織を構成するメンバーは、総司令官の近衛を主な役割とするエレメンツや、幕僚会議を取り仕切るミァンをはじめ、生え抜きのエリートのみで構成されている。
これらの人材は天帝直轄下の士官養成学校、ユーゲントで養成されている。
「峻厳なる神の力」の意。
ゲブラー特務部隊
敵基地への潜入、破壊工作など特殊任務をこなすために組織されたチーム。
隊長のランクを筆頭に、癖のある5人の男が集う。
キスレブ国境付近での敵部隊の迎撃、ヘヒトの護衛任務でエリィ直属の部隊として出撃。
「ゲーティアの小鍵」発動によるヒトの変容が始まると、ゲブラーを離脱してニサンへ。かつての隊長エリィの護衛をかって出る。
サルベージャー
海に沈んだ財宝を引き上げる作業を生業とする者達。
タムズの人々もこれにあたる。
事象変移機関ゾハル
全てのエネルギーの源である無補給擬似永久機関。
デウスの主動力源としてプロジェクト「ゾハル」の名の下に開発された。
現在を含むごく近未来の事象を可能性事象と捕らえ、その中で能動主体(利用する人、モノ)に対し、最も「都合の良い」事象を実在事象として顕在化させ、エネルギーポテンシャル変位を利用する物。
高効率のジェネレーターだけでなく、その特性上「A・O(絶対客観)空間」による防御フィールドや、光速を超える「S・V(主観変移)航法」等も可能にする。
不確定性定理上での粒子の相互関連系(コズミック・ウェブ)の解であるハイゼンベルク提唱のS行列をその基盤に置いてデザインされているため、「Sマトリクス機関」、「ハイゼンベルク機関」の別名を持つ。
ただし、その基となった機関の中枢部分は未知の技術によって創られたもの。
守護天使
ゲブラーと教会の長、及び天帝により任命される特務遂行官の総称。
遂行官には各々の管轄下において、ソラリス運営にあたるほぼ全ての権限が委譲される。
スファラディー
遺伝子操作が行われ、デウスの部品となることが運命づけられた人々。
スレイブ・ジェネレーター
事象変移機関ゾハルは、稼動中に様々なエネルギーを発生させる。
それを機械の駆動エネルギーとして受け取ることが出来る装置。
充電池と充電器の関係のように、定格の容量のエネルギータンクをゾハルが充当する。
エネルギーの減少を感じたSGは、ゾハルにアクセスしエネルギー充当を要請。
アクセスを感知したゾハルは、エネルギーを配当し、結果供給されることになる。
重要なのは、エネルギーは定格しか充当されない、ということ。
SG各機には特殊マーキングが施されており、これによりゾハルはSGの容量を確認する。
当然、オーバーロード(過負荷)が行われることは無い。
SGによって駆動している機関は、定格以上のポテンシャルを得ることは出来ない。
機能の上限が決まっているが、定格以内ならば何度でも補充でき、半永久的な駆動が可能。
生体電脳カドモニ
ゾハルのエネルギー及びシステム全体を制御する人工知能型コンピュータ。
常に最善の行動を決定するために、従来の論理演算に加え、生体素子による不確定演算を同時に行う。
ゾハルにアクセスして、デウスシステム全体のエネルギーを供給するのが主な役割。
唯一、第三者から制御されることがない。システム全体の「脳」的な役割を果たしている。
内部の生体素子部は大きく3つに分かれ、ペルソナ、アニマ、アニムスと呼ばれている。
オーバーテクノロジーによる産物であり、材質などは不明。
ヘブライ語で「原初」の意味を持つ。
接触者
1万年前、アベルがデウスシステムの一部であるゾハルに取り込まれた波動存在と接触。
ゾハル及び波動存在の力の一端が、アベルに流れ込む。
これにより、アベルは接触者として転生を繰り返していくことになる。
波動存在が高次元へ回帰するために、デウスを破壊する者として存在する。
アベルによって人の特質と母の意志を決定付けられ、現次元に束縛された波動存在は、元の次元に戻るため、この逆を行うという結論に達する。
自分を定義し、故に分化した者と再び融合することで、解放されることを望んだ。
セフィロートの道
事象変移機関ゾハルが確率0の事象を選択し、可能性事象面を傾け続けた。
その傾きが時間軸に対して平行になった瞬間、異なる宇宙が創出される。
それは、実在宇宙がより高次元の空間とリンクすることを意味する。
その際の実在宇宙と高次空間との境界・接点のこと。
神の領域への接点であり、観測できたヒトの主観には水のイメージで現れる場合が多い。
ソイレントシステム
生体パーツとして適性のあるヒトを培養、分解し、資材として再利用するための機関。
作り出された資材は、メルカバーの艦載機アイオーンなど、デウスが制御する兵器類の部品としても流用されている。
名称及び設定の由来は1973年映画「ソイレントグリーン」より。
SOL-9000
ガゼル法院は、500年前の大戦で全員が死亡している。
カレルレンは、SOL-9000というコンピュータを使い、8人を記憶データとして復活させた。
法院は利己的な目的のために、積極的にデウス復活を画策。
カレルレンは独自のプロジェクト・ノアを成就させるために、法院を利用する。それは、デウス復活に必要な「ゲーティアの小鍵」を発動できるのが法院に限られていたため。
表面的な立場は同等であったが、それはカレルレンの深慮によるものだった。
中央電脳ラジエル
エルドリッジに配備されている、データベースを人工知能により管制するコンピュータ。
異星文明の兵器情報、生体情報を始めとするほぼ全ての情報が記録されている。
名称は天地全ての知識が書かれた「ラジエルの書」を管理する大天使より。
対存在
接触者の対になる存在。
エリィは原初のエレハイムから、常に接触者と同時期に転生している。
元を辿れば、アベルによって波動存在が女性、特に母性を定義づけられたことに起因する。
接触者が常に男性(父性)であるため、対存在は常に女性(母性)でなければならない。
各時代において常に接触者と共に転生し、接触者を守るために死亡している。
接触者とエレハイムは、原初では母子のような関係だったが、以降は恋人として出会い、関係している。
エレハイムの死は、その都度、接触者に大きな喪失感を与えてきた。
フェイが自虐的な性格であるのは、転生してきた中で、自分を守るために(自分のせいで)、一番大切な女性が死んだ(何もしてあげられなかった)という経験を重ねたのが大きな要因。
エリィが自己犠牲的な性格であるのも、母性という定義づけから形成された、母としてのオリジナル・エレハイムの特質によるもの。
ディアボロス
エルドリッジに積み込まれていたデウスの初期型機動端末兵器。遥か1万年以前に開発。
グラーフと化したラカンにより覚醒、彼の怒りの命ずるがままに世界を崩壊へと導いた。
ガゼルを倒し、ギア・バーラーを手に入れたロニらによりグラーフが倒され、ディアボロスも滅ぼされる。
地上だけでなく、ソラリスにも攻撃を加えたのは、神との一体化を求めていたガゼル法院がゲーティアの子鍵を発動させようとしていたのを食い止める為。
基本的な性質はアイオーンと同質のもの。
「悪魔」という意味。
同調者
ヒトは天帝以下、ガゼル法院<アニムス原体>の子孫。
その中で際立ってアニムスの因子が強い者達を指す言葉。
アニマと同調することによって、機動戦闘端末<ギア・バーラー>を生み出せる。
肉体を失ったガゼル法院は、自らの再生のため、この同調者を求めている。
昂精神薬<ドライブ>
人の潜在能力を引き出す薬品。ピル状や皮下注射式など様々な形態が存在。
ゲブラー兵はこれにより戦闘力をコントロールされている。
過度に調合されたものは人格崩壊を引き起こす。
エリィが使用したものは皮下注射式。
ナノアセンブラー
主に原子の組み替えで新たな物質を作り出す機能を持つ。
損傷した部分の原子を組み替えて元通りにする仕組みなので、ダメージ部分の原子が失われない限り、完全な回復が可能。
仮に原子が失われたとしても別のナノアセンブラーからが他から原子を調達し、回復できる。
ナノディスアセンブラー
ナノマシンが暴走した場合を危惧して考案されたもの。
物質を作り出すアセンブラーに対し、アセンブラーの破壊のみを目的に作られている。
理論上、ディスアセンブラーは全てのアセンブラーを破壊できる。
ナノテクノロジー
分子工学。分子、もしくは原子単位で構築されたナノメートル単位の半自動機械を操作し、マクロな物理現象――物質の生成、補修、解体等――を自在に操作できる技術。
墜落した移民船文明の解析が最も進んでいた4000年前のゼボイムで、当時連邦医務局の医師であったキムによって構築されたもの。
カレルレンはメルキオールに学んだ技術を、ソラリスの知識と科学力を駆使してより深く探求していった。
ナノマシン
K・エリック・ドレクスラーが提唱した分子機械。
大きさがナノメートル規模の微細な機械というところから付けられた名。
その本体は原子、分子によって構成されており、他の物質分子、原子を自在に操り、理論上はほぼ全ての物質を創り出すことが可能。
ナノメートルとは、10億分の1メートルのこと。
ナノリアクター
分子レベルで人体を補修する目的で作られた生命維持プラント。
エメラダは、これとほぼ同様のプラントで創り出された。
陰性外傷<ニグレト>
親による養育、愛情の欠損など、刺激の過小による精神的外傷のこと。
一般における精神的外傷<トラウマ>はこれとは反対のケース、陽性外傷である場合が多い。
波動存在
肉体を持たない高次元の存在。知覚することの出来ない波のようなもの。
宇宙が誕生する以前、全ては“波動存在が存在する次元”において1つだった。
ゾハルの事象変移にって次元間の境目が無くなり、三次元に降臨した。
高次元への回帰を求めてデウス復活を望んでいる。
神と捉えることも出来る。
バトラー
バトリングを行う男性戦士。女性戦士は「アマゾネス」と呼ばれる。
バトリング
バトリング管理員会によって執り行われる、賭博を対象とした大衆娯楽競技。
主にギア対ギアの格闘戦を行う。
優勝して“キング”の称号を得ると、暖かいベッド、豪華な食事、美女などがあてがわれ、囚人でありながら並の貴族より豊かな暮らしを送ることが出来る。
また、総統の観戦する御前試合で優勝した者には特赦があり、D区画から解放される。
ファティマの至宝
ニサン大霊廟の奥に封印されたギア・バーラー「E・アンドヴァリ」のこと。
ファティマの碧玉
アヴェ王家の者に受け継がれるトパーズブルーの瞳、網膜パターンのこと。
アヴェ建国に向けて各地を巡っていたロニが、地中に埋まる“碧玉要塞”を発見。
調査によって網膜パターンによる開閉を行うセキュリティシステムの存在を知る。
自らの網膜パターンを登録、ギア・バーラーを格納し、封印した。
福音の劫
ガゼル法院が切望する神の復活の日。デウスの自己復元プログラムの最終過程。
プログラムには、一定のタイムリミットが設けられており、1万年を経ても尚、復元がなされない場合は安全装置が起動。
ゾハルの可能性事象を変移させる機能によって、陽子崩壊が引き起こされ、その構成物質であるヒトは、消滅する仕組みとなっている。
ペルソナ
生体電脳カドモニの主素子。ヒト型をした生体素子の総称。
構築する基幹プログラムの名を「Elehayym」と呼称し、人間の“人格”に相当。
ゾハルそのもののコントロール、他の生体素子の維持管理を行う。
軟着陸したカドモニは、「Elehayym」から「System HAWWA」を起動させる。
そして起動した「System HAWWA」によって、デウスシステムの再構築計画が開始された。
名称はギリシャ古典劇の役者がかぶった仮面より。
崩壊の日
500年前、世界を襲った黙示録的破壊の日。
突如出現した「ディアボロス」の軍団によって引き起こされた。
これにより、ヒトは絶滅寸前まで追い詰められるが、ギア・バーラーとその同調者達の力により免れる。
M<マラーク>計画
デウス復活の日に備え、神の手足となるべき天使の軍団<アイオーン>を創り出すのが主な目的。
メルカバーの構造材で、アイオーンの基となる「スファラディー」の確立が基幹であり、ソイレントシステムなど様々な研究が行われている。
カレルレンは500年前にソラリスへ入国してから、ミァンと共に壮図推進している。
遥か太古から続くこの計画も、現在では第五世代(ゼボイム時代が第三世代)。
カレルレンはこれまでの研究成果に、自らが学んだナノテクノロジーを組み入れ、リミッターや現在のソイレント施設、メモリーキューブ、人機融合ギア等、様々なシステムを生み出す。
マラークとはヘブライ語で「天使」という意味。
メモリーキューブ
ガゼル法院が地上人の生体データ採取のため、各地に設置してある装置。
得られたデータは法院の肉体復活のために使われている。
指揮官養成学校<ユーゲント>
天帝の命により運営されているゲブラーの士官養成機関。
シタンやシグルド、ジェシーなども在籍していた。
地上人<ラムズ>
ソラリス人が、地上人を指して使う言葉。
刻印<リミッター>
ソラリスの“所有物”であるヒトの造反を防ぐため、遺伝子に施された継続的な能力抑制処理。
ヒトの本来持ち得た能力を封印する。
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