台詞集
敵の手に落ちて 裏切りの代償
バルト
「すまなかったな、
さっきは……。▽
フェイ
「いや、いいんだ。
俺も悪かった。
久しぶりに会ったってのに。▽
バルト
「まったく……急造の
ユグドラシル2じゃ
爆雷の準備もままならねえや。▽
ま、バルトミサイルの
装備を最優先させちまった
ばっかりに、爆雷程度の装備も
後回しにした俺のせいなんだがな。▽
フェイ
「バルトミサイル?▽
バルト
「あ、ああ……ま、まあ、
そんなたいしたもんじゃ
ないんだけどよ。▽
フェイ
「?
けど、生きてるとは信じてたけど、
よく無事だったな。▽
バルト
「あったりめえじゃねえか。
不死身のバルト様に
何言ってやがる……▽
って言いたいところだが、
今度ばかりは結構やばかったぜ。
真っ赤な化物みたいなギアに
やられて、完璧に大破さ。▽
フェイ
「真っ赤なギア……▽
バルト
「ああ。
そいつにやられて砂の海に
沈むはめになっちまった。▽
だがここから先が嘘みてえな
話さ。砂の海の底はぽっかり
空いた巨大な空洞。▽
そこに沈んだ、何と!
ユグドラそっくりの潜水艦!!
そいつに使えるパーツやブリッジを
乗せ替えて、改装したって訳だ。▽
シタン
「私にも正直信じられないような
話でしたが、見た目こそ同じながら
水中航行可能な仕様になっています。▽
おそらくユグドラシルの
プロトタイプの同型艦あたりでは
ないでしょうか。▽
バルト
「どうやら昔、人が住んでいたような
形跡もあって、兵器類もごろごろさ。
おかげで改装もうまくいった。▽
シタン
「バルトに見せてもらった
その兵器類を見るに、おそらく……
シェバトのものかと。▽
フェイ
「シェバト……
あの空飛ぶ国の……。▽
バルト
「ま、そんなことより、
早くその艦長とやらに
あいさつに行こうぜ。▽
フェイ
「……ああ。▽
シグルド
「若、
見知らぬ土地で
おいたはいけませんよ。▽
メイソン
「一体ここはどこなんで
ございましょう。
地図にものっておりませぬ。▽
バルト
「俺……さ、あいつを、
戦に巻き込みたくなかったんだ。▽
フェイ
「マルーのことか……
すまないな、約束したのに……▽
お前達にもしもの事があったら、
ニサンの人々とマルーを守る
……って。▽
バルト
「そんなこと気にしてたのか。
いいよ、お前もいろいろ大変だった
みたいだし……。▽
それに俺は無事だったんだしな。
だったらそれは俺の役目さ。
だから、ユグドラの改修が終わって、
真っ先にそれを考えた……。▽
バルト
「ニサンが危ないのは当然
わかっていた。けど、混乱している
今だからこそ行けると思った。▽
でも、連れてくるつもりは
なかった。ニサンで無事を確認
できればそれでよかったんだ。▽
シタン
「でも、シャーカーンが
黙っては……▽
バルト
「それは法皇府の連中にも
言われたよ。▽
どっちにいても、その身が
危険なことに変わりはない。
だったら側について、
護ってやって欲しいって。▽
フェイ
「本当に……
それでよかったのか?▽
バルト
「……ああ。▽
艦長
「お、こりゃまた
威勢の良さそうな
あんちゃんを連れてきたな。▽
バルト
「俺の名はバルト。
貴艦に寄港させて頂き、
心より御礼申し上げる。▽
艦長
「がっはっはっはっはーー。
いいねいいねー。
キカンにキコーときたか。▽
バルト
「我が潜水艦ユグドラシル、
敵部隊の攻撃による破損の
為、今しばらくの間……▽
マルー
「若!
ひどいじゃないかー。
先に行っちゃうなんてさ!▽
バルト
「何だよ、マルー。
せっかく俺が艦長らしく
決めてたってのに。▽
マルー
「やっとニサンから出られたと
思ったら、今度はずっと
ユグドラのなかだもん。▽
あきあきしちゃうよ。
あ、艦長さん?
よろしく。ボク、
マルグレーテっていいます。▽
バルト
「だーーーっ、もう。ここは
男同士の大事な話があんだよ。
マルーはユグドラに帰ってろ。▽
マルー
「ひっどーい!
何さ、ちょっとカッコつけて、
シグの真似みたいな事しちゃって。▽
バルト
「な、何だとう!
だ、誰がシグの真似を……▽
マルー
「そんなことしたって
やっぱりいつも若は
無茶するんだから。▽
フェイ達が漂流する
はめになったのも、若が
後先考えずにミサイルを、あの
飛行機に撃ったからじゃない。▽
バルト
「わ、ば、馬鹿、
そ、それを……。▽
フェイ
「バルト、
ま、まさか……
お前……▽
シタン
「真実ですよ。
フェイ。▽
バルト
「し、仕方ねえだろ。
まさかあんなのに
お前らが乗ってるなんて……。▽
フェイ
「あ、あきれて
ものも言えない……。▽
バルト
「ま、そう怒るなよ、な。▽
バルト
「ちっ……
やっぱりニサンから
連れ出すんじゃなかった。▽
マルー
「ひっどおーーーーい!
聞こえたよっ!!▽
艦長
「がっはっはっはーーー。
いいじゃねえか、いいじゃねえか。
若ぇってのはいいことだよなあ。▽
艦長
「おうっ、若ぇの。
なりからすると、おおかた
海賊かなんかだろ?▽
バルト
「お、おうよっ。
海の男さっ!
元、砂の海の男だけど……。▽
艦長
「くぅーーーーーっっ!!
ますますいいじゃねえか。
そう、海の男、海の男だ!!▽
若ぇの、バルトだったな。
気に入った。気に入ったぜぇ。
おう、自慢のビアホールに
案内するぜ。ついてきな。▽
艦長
「おうっ、嬢ちゃん。
悪いがこいつは借りるぜ。▽
マルー
「な、何だか……
変わった人だね。▽
マルー
「フェイ?
若の事、怒ってるの?▽
フェイ
「い、いや、
そういう訳じゃ……▽
マルー
「……
エリィさんの……こと?▽
フェイ
「……ああ。▽
マルー
「大丈夫だよっ。
そんなに心配なら、フェイが
助けてあげればいいじゃん。▽
マルー
「若が……
ボクのこと、助けてくれた
みたいにさっ。▽
フェイ
「……▽
ドミニア
「まだそのような世迷い言を
言うか貴様!▽
エリィ
「私は間違ったことなんて
言ってない!▽
ドミニア
「これ以上、下らん問答を
繰り返す気はない!▽
貴様の反逆行為は既に明白!
この場で叩き斬ってくれる!!▽
おやめなさい。▽
ミァン
「貴方、大丈夫?▽
ドミニア
「ミァン!
貴様、どういうつもりだっ!
そいつは逆賊だぞ!▽
ミァン
「如何な理由があろうとも、
ラムサス閣下の艦内での
そのような行為は許しません。▽
それに、ハイシャオと
ヴィエルジェの交戦記録を
見た所、先に攻撃をしかけたのは
貴方の方ではなくて?▽
何の確認もされずに一方的に
襲いかかられては彼女としても
防戦は止むなし。▽
第一、貴方はあの時、ケルビナの
指揮下にあったはず。今回の件、
彼女の指示を仰いだのですか?▽
ドミニア
「……。▽
ミァン
「作戦遂行時の指揮者の判断なしに
一士官を逆賊として処分する事は
許されません。▽
たとえ、
同じエレメンツであっても。
それに……▽
貴方の少尉の姿勢に対する
こだわり、それはいわば、
“貴方自身の私憤から出たこと”
……違いますか?▽
ドミニア
「何をっ!
私がそのようなことに……▽
ミァン
「その限りにおいて、彼女に
背信行為があったかどうかは
判断しかねるものがあります。▽
事実関係をはっきりさせる
為にも、以後、少尉は私が
預かります。
よろしいかしら?▽
ドミニア
「貴様!
何の権利があって!?▽
ミァン
「さ、行きましょう。▽
ドミニア
「…………
な、……何なのだ?
あの瞳……。▽
ミァン
「……そう、
そういうことだったの。▽
エリィ
「……。▽
ミァン
「他への示しもありますから、
しばらくの間、ここで
我慢してね。▽
エリィ
「わかっています。▽
ミァン
「心配しなくても大丈夫よ。
後のことは私に任せて。
今は漂流の疲れを癒しなさい。▽
ミァン
「澄んだ湖面のような碧色……▽
エリィ
「あ、あの……▽
ミァン
「貴方の瞳って、
とてもきれい。▽
エリィ
「え?▽
ミァン
「これがハイシャオと敵ギアとの
交戦記録です。▽
ラムサス
「!!
これは……▽
ミァン
「間違いないでしょう。
現在はタムズ、もしくはその近海に
いるものかと。▽
ラムサス
「進路変更!
これよりタムズへ……▽
ミァン
「お待ちを。
彼等の母艦ユグドラシルには
潜水艦としての機能もある様子。▽
潜行能力だけを取れば、
ハイシャオより上。
追撃しても海中に潜られては
無駄に終わります。▽
まずその機能を奪ってからでも
遅くはありません。
既に手は打ちました。▽
ラムサス
「手を打った?▽
ミァン
「はい。▽
ラムサス
「わかった。
お前を信用しよう。▽
ミァン
「ありがとうございます。▽
ラムサス
「ところで……
ドミニアとの間に何があった?
相当いきり立っていたが……。▽
ミァン
「すみません。
実は先のユグドラシルの件で
少々。▽
一生懸命なんです。あの娘達は。
ことあなたのことになると……。
私は憎まれ役ですね。▽
シグルド
「フェイ君、
若がなかなか帰ってこないのだが
何をしているのだろう?▽
悪いが呼んできてくれないか?▽
フェイ
「オッケー。
きっとまだタムズ艦長と
飯食ってるんだろう。▽
シグルド
「フェイ君、
すまないが若を呼んできて
くれないか。▽
バルト
「……で、出てきた
奴らを片っ端から、ドカッ、バキッ、
ドッカーン……てな具合いに……。▽
フェイ
「おいバルト、
シグルドがお前のこと……▽
艦長
「がっはっはっはっはー。
やっぱり腕っぷしが強くねえと
海の男たあ言えねえよなあ。▽
バルト
「おうよっ。
そう、この腕こそが……▽
海の!▽
男の!▽
証明でい!!▽
……
艦長
「がっはっはっはーー
バルト
「わっはっはっはーー
艦長、副長がお呼びですぜ。▽
艦長
「ちっ、海の男の語らいを
邪魔するたあ、ハンスの奴、
相変わらず無粋な野郎だぜ。▽
いったい今度は
何だってんだ?▽
何でも例のお嬢ちゃんが
帰って来たとか……▽
フェイ
「例のお嬢ちゃんって……
エリィか!▽
艦長
「馬鹿野郎!
何でもっと早く
言わねえんだ。▽
そ、そんな……。▽
フェイ
「とにかく行こう。▽
フェイ
「エリィは?▽
ハンス
「今ギアを収容しました。
取りあえずこちらに
来るのではないでしょうか。▽
バルト
「逃げ出せた……
ってのか?▽
艦長
「ま、何にせよ、
良かったじゃねえか。
なあ、フェイ。▽
フェイ
「あ、ああ。▽
フェイ
「エリィ、
無事だったのか!?▽
エリィ
「……ええ。▽
バルト
「……▽
エリィ
「あの潜水艦は?▽
フェイ
「え?
あ、ああ、
ユグドラシルのことか?▽
今は修理の為にタムズに
寄せてもらってる。
結構やられたからな。▽
エリィ
「そう……▽
少し、休ませて
もらってもいいかしら?
……疲れてるの。▽
フェイ
「ああ、
そうした方がいいだろう。▽
バルト
「おいフェイ、
俺の船だぞ!▽
艦長
「おいおい。
お嬢ちゃんが疲れてるって
言ってんだ。休ませてやれや。▽
エリィ
「先に、行くわ。▽
バルト
「……
気にいらねえな。▽
フェイ
「バルト!
まだお前……▽
バルト
「そうじゃねえよ。
確かにあいつは俺達を裏切るような
真似はしないだろうさ。▽
こちとら腹黒い連中に囲まれて
ガキの時分を過ごしてきたんだ。
それぐらいのことはあいつの
目を見ていればわかる。▽
フェイ
「だったらエリィの
ことを認めて……▽
バルト
「だからダメなんだよ。
あいつはそれで
いいかもしれない。▽
けどな、国に残された
家族はどうなる?
ただですむと思うのか?▽
あいつにそれが出来るってのか?
家族を捨てられるってのか?
これは決意の問題なんだ。▽
あいつは……エリィは
そのことで悩んでいると思う。
捨てられないものがある奴を
巻き込むわけにはいかないんだ。▽
フェイ
「バルト……▽
バルト
「ふん、ま、
お前がどうしようが
勝手だがな。▽
艦長
「まあ、良かったじゃねえか。
お嬢ちゃんも無事帰って
来れたんだしよお。▽
シグルド
「若、この忙しい時に
一体どこへ……。
タムズと国際親善?▽
まぁ、いいでしょう。
で、潜水艦装備の補給について
ですが……。▽
バルト
「あ、それか。
そうだな……魚雷16発
追加注文しておけ!▽
シグルド
「了解。▽
シグルド
「若もやっと王としての自覚が
出てきましたか。▽
メイソン
「わっ、若!
爺、聞きましたぞ、
タムズと国際親善とは……。▽
(ウウッ、
この爺の努力、
ムダではなかったのですな!)▽
やっとエンジンのレストアが
終わったよ。▽
そこの階段降りて
ピカピカになったのを
見て来てくれよ。▽
ふ〜、やっとオヤジさんの
怒鳴り声を聞かなくてすむぜ。▽
どぉーしたぁ? マートル? あぁ?
お?▽
よぉ、嬢ちゃん。▽
とっ捕まってたってぇ聞いてたが、
無事だったんかい?▽
こぉら、マートル!
例のソラリスの嬢ちゃんだ!
ほえんでいい!▽
エリィ
「ケモノだからしょうがないわ。▽
それより、おじさん、
副長が急ぎの用だそうよ。▽
……お?
おお、そーけぇ。
悪りぃな。▽
フェイ
「エリィ!!
エリィ
「………………
……フェイ……?
フェイ
「エリィ!!
バルト
「こ、こいつ……
やっぱり……▽
バルト
「ちっきしょう!
何しやがったんだ!?
どーすりゃいいんだ!!▽
フェイ
「先生!
いったい、これは……▽
シタン
「待って!
彼女なら心配いりません。
今はこれを止めるのが先です。▽
シタン
「よっと……
これで……どうかな……▽
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