T.C. (Transcend Christ) | |
---|---|
4767 | 活動停止状態にされ、移送途中のデウスが突如起動。 デウスから分離され封印されていたゾハルは、エルドリッジのメインフレーム「人口電脳ラジエル」をハッキング、占拠。 空間転移モードを起動させ、エルドリッジごと「本星」への転移を企図。 一時的にエルドリッジ艦長の任に就いていた技術研究本部(技本)所属シゲヨシ・イノウエ造兵特務大佐は、エルドリッジの放棄を決断するも、船体そのものの爆破プラグはデウスの制御下にあり、その使用は不可能。 そこで秘匿回路を経由してSpinal Shaft結合ボルトの爆破が実行される。 このSpinal Shaft分離は、エルドリッジを空間転移させない為に行った窮余の策とも取れ、事実、Spinal Shaftを失い一時的にその航行機能とマスバランスを失ったエルドリッジは、その後、近くの惑星の重力に捕まり、大気圏へと突入している。 エルドリッジ船体は重力の影響により分解を開始。 殆どのブロックが大気との摩擦熱で消滅、または地表との衝突によって熱エネルギーへと変わっていく中、緊急用自立航行機能を持った一部ブロックのみが地表衝突の衝撃を緩衝、完全消滅を免れるが、生存者の有無は不明。 デウス本体を格納する中央船体、大洋の真ん中へ落着。海底へと沈む。 ゾハル本体、秒速数キロで極点付近へと落着。 その直前、ゾハル本体から統御システムであるカドモニが分離。 大陸の海岸線へと軟着陸を果たす。 |
創始暦 | |
0000 | 中枢素子ペルソナの基幹プログラム「Elehayym」から「System HAWWA」が起動。 この惑星で初めての知的生命体が誕生する。 「System HAWWA」はカドモニの構成部品「アニムス」からヒトの始祖となるカインと12人のガゼルを生成。 その管理者として「System HAWWA」からエレハイムとミァンが分化。 遠大なデウス(正確にはゾハル)システムの再構築計画が開始される。 エルドリッジ雄一の生き残りの少年アベル(当時7歳)、分化後のエレハイムと出会う。 カインら、カドモニの機能を使用し、多様性分化種(ヒト)の“元型”を量産。 ヒトと呼ばれる生命体は一時幾何級数的に増えていくが、やがて増加の曲率は緩やかとなる。 |
0010 | 人々の間に現人神としてカイン信仰が生まれる。 アベルはその信仰に反発。アベルの思想がカインの障害となる。 |
0011 | カイン、異分子であるアベルの抹殺を計略。 エレハイム、アベルの身代わりとなって死亡。ミァンはこれを静観。 |