台詞集

再会マルー ファティマ城脱出




!

マルー
「若!▽

バルト
「マルー、帰るぞ!▽

マルー
「絶対来てくれると思ってたよ!▽

バルト
「手間かけさせやがって!
 脱出するぞ。ついて来い。▽

マルー
「うん。▽

マルー
「あ、ちょっと待って。▽

マルー
「これ、お気に入りなんだ。▽


マルー
「若っ!▽

バルト
「クソッ! ゲブラーか!▽

ラムサス
「やはりネズミが紛れ込んでいたか。
 小僧、その娘をどこに連れて
 いくつもりだ。▽

バルト
「小僧とは何だっ! 小僧とはっ!
 もういっぺん言ってみやがれっ!
 誰なんだ、てめぇは!▽

ラムサス
「その威勢の良さだけは買えるが、
 貴様ごときネズミに名乗る名を
 私は持ち合わせていない。▽

バルト
「何をっ!▽

ラムサス
「さあ、マルー殿をこちらに渡して
 もらおうか。▽
 その方は我らにとって大切な
 客人でな、『ファティマの碧玉』の
 半片の所在を聞き出すまでは
 むやみに連れ出されては困るのだよ。▽

バルト
「ふんっ! 月並みだがな、
 渡せと言われてハイそうですかと
 渡すと思ってんのか?▽
 ざけんじゃねぇぞっ!
 え? おっさん!▽

ラムサス
「ふっ、ならばその月並みのたんかを
 切った愚か者の末路も知っている
 だろうな。▽


ミァン
「その子を本当にまもりたい
 のなら投降なさい。
 バルトロメイ王子。▽

バルト
「ほぉ?
 俺のことを知ってるのか。▽
 へへッ、あんたみたいな美人に
 名前を知られてるってのも
 悪くない気分だな。▽

マルー
「若ってばっ!▽

ミァン
「シャーカーンとの間で
 色々あったようだけど
 悪いようにはしないわ。▽
 シャーカーンとの事は、
 我々には“どちらでもいいこと”
 なのよ。▽

バルト
『しゃらくせぇ!』

バルト
「うれしい申し出だが、
 聞けないね。 俺にとっちゃ、
 “どっちもよくない”んでね。▽

ラムサス
「……では、決まりだな。▽

バルト
「ちっ…… マルー!
 そこの物影に
 隠れていろ!▽

マルー
「やだ!
 ボクも戦うよ!▽

バルト
「いいから隠れていろっ!▽


「若、がんばって!」


フェイ
「バルト!!

フェイ
「大丈夫か、バルト!▽

バルト
「フェイ、助かったぜ!▽

ラムサス
「フェイだと……?▽

フェイ
「何やってたんだよ、バルト。
 とっくに脱出したものとばかり
 思ってたのに。▽

バルト
「うるせぇ!
 こいつらに邪魔されて
 身動きとれなかったんだよ!▽

ラムサス
(今の技は……あの時の……)▽


ラムサス
「まぁいい。
 戦えば判ることだ!▽

バルト
「気を付けろフェイ!
 このおっさん相当手強いぜ!!▽


ラムサス
(姿は……まるで違う……
 手応えも皆無。やはり気のせい?
 だがあの技は確かに奴の……)▽
(それに……
 フェイという名前……
 どこかで……)▽

フェイ……
それが私の子の名前……

ラムサス
「!!

ラムサス
「くっ!▽

マルー
「後はボクにまかせて!▽

バルト
「マルー?▽

ラムサス
「ネズミ?


フェイ
「今だ!

!

ラムサス
(やはり“奴”なのか……
 まさかと思いたいが。▽
 だが、もし本当に“奴”で
 あるのならば……
 俺は……
 この俺は……)▽

……塵<ごみ>……

ラムサス
「警備兵!
 今後昼夜を問わず
 警備を倍に増やせ!▽
 二度とネズミ共を城内に
 立ち入らせるな。▽


バルト
「おい、フェイ!
 このエレベーターがどこに
 つながってるか、わかっているのか?▽

フェイ
「どこにつながっているんだ?▽

バルト
「知らん!
 オレがいた頃、こんなものは
 無かった。▽

バルト
「心配するな。
 絶対に連れて帰る!▽

マルー
「心配なんかしてないよ、ボク。▽

バルト
「ところでフェイ、
 大武会はどうなった?▽


▼優勝

フェイ
「ああ、優勝したよ……。
 いちおうな……。▽

バルト
「やっぱりな。
 オマエならやると思ってたぜ。▽


▼敗退

フェイ
「途中で負けちまったよ……。▽

バルト
「なんだよ。
 優勝すると思ってたのに。▽


フェイ
「あれは……▽

フェイ
「……ゲブラーの空中戦艦だ。

マルー
「それよりも、あれ!

バルト
「もう一戦やらかすか?

マルー
「若、早く逃げようよ!

フェイ
「ここは……逃げよう!


基地内に侵入者あり

侵入者は三名

現在、ドック付近を逃亡中

男性二名は見つけ次第射殺

ただし少女は無傷で保護せよ


!
!

エリィ
「フェイ!▽

フェイ
「おまえ! エリィか!?
 なんでこんな所に?▽

エリィ
「あなたこそ、どうして……!▽

エリィ
「侵入者って、まさか
 フェイなの?▽

フェイ
「は?▽

バルト
「おい!
 俺達の邪魔をするってんなら
 悪いが……▽

フェイ
「ちょっと待ってくれ、バルト!
 こいつは、エリィは
 敵じゃないんだ!▽

バルト
「敵じゃないって、お前正気か?
 こいつの服を見ろ!
 ゲブラーの士官じゃねぇか!▽

フェイ
「…………▽

こっちに逃げたんだな?

!

エリィ
「早くっ! こっちへっ!▽


エリィ
「……行ったみたいね。▽

バルト
「フェイ、説明してもらおうか。
 なんでお前がゲブラーの士官と
 面識があるんだよ?▽

フェイ
「それは……。▽

バルト
「どこで知り合ったか知らないが、
 こいつはどっからどう見ても
 ゲブラーの士官だぞ?▽
 敵じゃないって、お前、
 わかってて言ってんのか?▽

エリィ
「そうよ。
 神聖ソラリス帝室特設外務庁……
 通称ゲブラー……▽
 火軍<イグニス>突入三課少尉、
 エレハイム・ヴァンホーテン……。▽
 そして……キスレブの軍事工場に
 潜入して新型ギアを奪取、
 帰還途中追撃隊の攻撃を受けて
 あなたの村に不時着したのも……▽

フェイ
「…………▽

エリィ
「話そうと思ったわ、何度も……。
 けど言える訳ないじゃない。▽
 私が村に不時着したせいで
 あんな事になったなんて聞いたら
 ……言えないわよ……▽

フェイ
「……知っていたさ。▽

エリィ
「!?
 フェイ……▽

フェイ
「聞いていたんだ。
 エリィと先生の話。▽

エリィ
「だったら何故?▽

フェイ
「あれは……俺の責任なんだ。
 なのに俺はエリィに
 自分の感情をぶつけちまった……。▽
 すまないと思っている。▽

エリィ
「そんな……▽

フェイ
「あの事はもう忘れてくれ。
 エリィはエリィで
 必死だったんだから。▽

エリィ
「フェイ……、なぜ彼等と?▽

フェイ
「俺は、バルト達に
 協力しているんだ。▽
 城に幽閉されていたそこのマルーを
 救出する為にな。▽

エリィ
「そう……▽

バルト
「おい! ちょっと待て!
 どこに行くつもりだ!▽

エリィ
「城から脱出したいんでしょ?
 今なら混乱しているから、
 ギアの射出口から抜け出せるわ。▽

バルト
「なるほどそいつは名案!
 ……って素直に信じると
 思ってんのか?▽
 俺を甘く見るなよ!
 うまいこと言ってこの野郎、
 俺達をあのハゲジジイの前に
 突き出すつもりだな!?▽
 だまされるなよ、フェイ!▽

フェイ
「…………▽

マルー
「待ってよ、若。
 この人そんな悪い人じゃないよ。▽
 ボク達を助けてくれるって
 言ってるんだから言うとおりに
 しようよ。▽

バルト
「お前って奴は、どうしていつも
 そうなんだ。▽
 こいつはゲブラーの人間なんだぞ?
 お人好しにもほどがある!▽

マルー
「そんなことないって。
 ね? エリィさん、
 そうでしょ?▽

バルト
「どうだかな?
 第一……▽

バルト
「フェイ、お前はどうなんだよ?
 信じるのか? そいつを。▽

フェイ
「信じるも何も、俺の考えは
 最初から決まっている。▽

エリィ
「フェイ……。▽

バルト
「かーっ!
 ったく、どいつもこいつも!
 知らねぇぞ、どうなっても!▽


エリィ
「ちょっと待ってて。▽

エリィ
「いいわ、ついて来て!▽


エリィ
「はい。ギアの起動キーの暗証番号。
 汎用のギアはすべてそのコードで
 起動出来るから。▽

フェイ
「エリィ?▽

エリィ
「私に出来るのはここまで。
 後はあなた達の運次第……▽

バルト
「よしっ! フェイ、行くぞ!▽

バルト
「何やってんだ! 早く来い!▽

フェイ
「エリィ! 一緒に行こう!▽

エリィ
「!?▽

フェイ
「お前はこんなとこにいるべき
 人間じゃないんだ!▽

エリィ
「フェイ……▽

バルト
「何トチ狂ったこと言ってんだ、
 お前は!▽
 そんな奴ほっといてさっさと来い!
 見つかっちまう!▽

フェイ
「エリィ……▽

エリィ
「ありがとう、でも無理。
 私は……ソラリスの軍人だから……。▽
 私には私の居場所があるの。
 一緒に行くことなんて出来ない。▽

フェイ
「エリィ!▽

エリィ
「フェイ、今度会うときは……
 私達、敵どうしね。▽


ラムサス
「ミァン! 私のワイバーンの
 立ち上げを急がせろ!
 奴等を追……

「閣下!

(閣下、ヒュ……様が…………)

ラムサス
「……何!?

ラムサス
「立ち上げは一時中止!
 総員部署に戻り
 別命あるまで待機!

ラムサス
「……奴め、今時分
 何用でここに……



    

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